特徴・ポイント
「7人のぶどう畑」という意味のクロス・デ・ロス・シエテ(CLOS DE LOS SIETE)は1988年、著名なワインコンサルタントであるミシェル・ロラン氏と彼の6人の仲間によってアルゼンチンで創業された。アンデス山脈のふもとに約850ヘクタールのぶどう畑を所有し、生産するワインは世界中から注目を浴びる存在となっている。
ワインづくりのこだわり
アルゼンチンではあまり行われていない、ぶどうの質を高めるため未熟な房のうちにぶどうを落として収量を絞るというグリーンハーベストを行っている。選りすぐりのぶどうはすべて手摘みのものを使用し、伝統的な醸造方法でワインを生産している。
代表的なワイン
クロス・デ・ロス・シエテ 2012
熟成された甘い果実の香りとなめらかな口当たり、骨格がしっかりしたフルボディ赤ワイン。ワインスペクテイター誌において高得点を獲得し、世界中の5つ星ホテルやレストランにストックされている。
ワイナリーの歴史
1988年、アルゼンチンに招かれたワインコンサルタントのミシェル・ロラン氏が景観や雰囲気、ワインづくりに適したポテンシャルを備えた場所と確信し、この地でワイン生産を開始したのがクロス・デ・ロス・シエテのはじまりだ。ワインづくりへの情熱を持つ、フランスのシャトーのオーナーなど6人の仲間と共に計7名でスタートしたことから、「7人のぶどう畑」の意味を持つクロス・デ・ロス・シエテという名が付けられた。
広大なぶどう畑の約半数ではマルベック種が栽培されており、収穫量は厳密に管理されている。また、1ヘクタールあたり5500株というアルゼンチンでもあまり見られない密度での植樹を行っている。クロス・デ・ロス・シエテのワインはすべてローラン氏によって監修されており、現在は計4人のパートナーがそれぞれ運営するワイナリーのワイン選別とブレンドも、すべてローラン氏の手によって行われている。