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特徴・ポイント
カセラ・ワインズ(Casella Wines)は、シドニーの西約400km、グリフィス近郊に位置するワイナリーだ。販売するワインは『ワインスペクテイター』誌において高ポイントを獲得し、国内外のワインコンクールで多数の受賞歴を誇る。
ワインづくりのこだわり
家族経営のワイナリーとして「絆」を大事にしている。特にぶどう栽培農家への信頼、尊敬の念を持ちながら、気軽に楽しめるワインづくりを行っている。
代表的なワイン
カセラ・ワインズ イエローテイル シラーズ
ベリーやバニラのアロマ、熟した赤い果実やスパイス、リコリスのような味わい。リッチでなめらかな口当たりと程よいタンニンのバランスが良い。イエローテイルシリーズには他に、シャルドネやカベルネ・ソーヴィニヨン、メルローなど全8種がラインアップされている。
カセラ・ワインズ カセラ1919
カセラ・ワインズの創業者一族の祖先がイタリアでぶどう栽培を開始した年にちなんだ名が付けられたプレミアムワイン。オーク樽由来のチョコレートやカシス、赤い果実の豊かなアロマと穏やかな酸味としっかりとしたタンニンが魅力。
カセラ・ワインズ カセラ リミテッドシリーズ シラーズ
オーストラリアでも最高のぶどう産地で収穫された高品質のぶどうを使用している。ベリーとスパイスの複雑な香りとなめらかなタンニンが特徴である。
ワイナリーの歴史
カセラ・ワインズの歴史は1957年、フィリッポ・カセラ氏夫婦がイタリアからオーストラリアへ移住したことから始まった。元々1800年代からワインづくりの伝統があったカセラ家は1965年、ニューサウスウェールズ州リベリナにワインづくりの可能性を見出し、グリフィス近郊の土地を取得、ぶどう栽培を開始した。そして1969年、ワイン製造のためのワイナリーも設立された。
カセラ夫婦の一人息子であり現社長のジョン・カセラ氏が後にワイナリー経営に加わり、1994年にマネージング・ディレクターに就任。彼は優れた品質のオーストラリアワインを世界へ提供するという理想の元、「PLAY BY YOUR RULES.」=「ワインくらい自由じゃないと」のテーマを掲げた誰にでも飲みやすい気軽なワインとして2001年、「イエローテイル」シリーズをリリース。このシリーズは世界中で大きく売上を伸ばし、カセラ・ワインズはオーストラリアを代表するワインブランドに成長した。
カセラ・ワインズが生産するワインは毎年世界50カ国以上の国に輸出されており、毎日250万杯のイエローテイルが飲まれているほど世界中で愛されている。