特徴・ポイント
クァデルナ・ヴィア(Quaderna Via)は、スペイン北部のナバラにあるワイナリーである。ぶどうの有機栽培からワインづくりに至るまで一貫したオーガニックワイナリーとして知られ、ワイナリー内に有機ワイン資料館を所有している。
ワインづくりのこだわり
使用するぶどうはすべて自社畑で栽培したものである。ワインの製造工程もオーガニック認定を受けており、ぶどう栽培からワイン生産に至るまでに200項目に及ぶチェック体制を敷くなど、徹底したオーガニックワイン生産にこだわっている。
代表的なワイン
クァデルナ・ヴィア エスペシアル
アメリカンオーク樽で最低5ヶ月間熟成した、有機ぶどうのみでつくられたフルボディ赤ワイン。豊かなフルーツの香りとバニラのニュアンス、繊細でまろやかな口当たりが楽しめる。
クァデルナ・ヴィア イニチウム
「物事の始まり」を意味するラテン語の名が付けられたミディアムボディの赤ワイン。果実や花のような香りとやさしい後味が魅力だ。
ワイナリーの歴史
クァデルナ・ヴィアは、スペインを代表する銘醸地であるリオハにぶどう畑を所有していたラウル・ホルヘのリパ兄弟によって設立された。リパ兄弟は1990年にナバラのぶどう畑を購入。良質のワインづくりを求め続けてたどり着いたのが、有機栽培のぶどうを使用したオーガニックワインだ。
1998年、ナバラの有機農産物認証CPAENを受けたことでボデガを設立。以来自社でぶどう栽培からボトリングまで一貫して行っており、2003年には新たなワイナリーを建設した。クァデルナ・ヴィアはぶどうづくりからワイン生産まで徹底したオーガニックワイナリーであり、有機ワイン資料館などを通してオーガニックに関する啓蒙活動を広め、エコロジーを重視したワインづくりを行っている。