特徴・ポイント
世界の一流レストランのワインリストに必ず名前が載っていると言われる、フランス・シャンパーニュの代表的ワイナリー。テタンジェ(TAITTINGER)の初代当主であるピエール・テタンジェは食通としても知られ、有名な「ガストロノミー協会」の22代会長でもある。
ワインづくりのこだわり
シャンパーニュ地方の最良の畑に総面積288ヘクタールの自社畑を所有し、高品質なぶどうを安定的に供給している。テタンジェの約50%は自社畑のぶどうを使用し、それ以外も厳選したぶどう生産者のぶどうを使用することで、高品質なシャンパーニュを作り続けている。
代表的なワイン
テタンジェ ブリュット・レゼルヴ
シャルドネ種に異なるビンテージのワインをブレンドし、瓶内二次発酵を経て、最低3年間熟成させたシャンパーニュ。新鮮な果実味とブリオッシュのような深みのある香りが特徴で、2014年ノーベル賞の晩餐会でも振る舞われたことのある名品だ。
テタンジェ ノクターン
やや辛口でほのかな甘味がある。澱引き前に最低4年間の熟成、その後ドサージュを加えている。白い花、ドライアプリコットや黄桃など、まさに「夜想曲」を思わせる香りとクリーミーな泡が特徴だ。
テタンジェ プレスティージュ・ロゼ
シャルドネを主体にピノ・ノワールの果皮浸漬により造られた赤ワインをアッサンブラージュ、瓶内で二次発酵後、最低3年熟成させている。フレッシュでエレガントな味わいのロゼシャンパーニュだ。
ワイナリーの歴史
テタンジェ社は、経営するファミリーの名を社名に掲げる家族経営のシャンパーニュの造り手。
初代当主であるピエール・シャルル・テタンジェが、第一次大戦時に駐留していたフルノー社所有のシャトー・ド・ラ・マルケトリーという城を気に入り、戦後にまず城を、そしてその後フルノー社をまるごと買い取ったことがその始まり。
1930年からテタンジェを売り出し、一貫して家族経営を続けている。
ぶどうの栽培に情熱を持ち、テタンジェのシャンパーニュの約50%は自社畑のぶどうから造られている。広大な自社畑を所有し、安定して高品質のぶどうを栽培することで、ワインの質を最高レベルに保っている。