特徴・ポイント
コードニュ(CODORNIU)は、スペイン北東部カタルーニャ地方に1551年に創業した名門ワイナリーだ。
スペインの伝統品種を用い、シャンパーニュ同様の瓶内発酵によるスパークリングワイン「カヴァ」を生み出したことで知られている。現在は、3000haもの広大な自社畑を所有し、年間約4500万本ものカヴァを世界中に送り出している。
ワインづくりのこだわり
「おいしいスパークリングワインを造るには、良いぶどうから」というこだわりを持ち、自社畑および創業者一族が所有するぶどう畑からのぶどうのみを使用してカヴァを作っている。コドーニュでは、スペインの伝統的ぶどう品種のみで作られていたカヴァに初めてシャルドネとピノ・ノワールを使用し、エレガントで気品あるカヴァを生み出すことに成功した。
代表的なワイン
コドーニュ キュベ レイナ マリア・クリスティーナ
スペイン王妃マリア・クリスティーナによりコードニュが王室御用達ワイナリーに任命された100周年を記念し、1997年に王妃の名前と王家の紋章を冠して発売されたフラッグシップワイン。ピノ・ノワール由来のピンクがわずかに混じった黄金色に、繊細な泡立ちと白桃を思わせるようなやや甘みのある香り、ベリーやイチゴのような赤い果実味が感じられるカヴァだ。
コドーニュ アナ デ コドーニュ
初めてシャルドネを使用したカヴァとして1983年に発売され、スペインで最も知名度の高いカヴァのひとつ。外観は輝きのある淡い黄色。パイナップルのような少し酸味のニュアンス。シトラスやグレープフルーツを思わせる柑橘類の香りも感じられる。
ワイナリーの歴史
コドーニュの歴史は、1551年にジャウマ・コドーニュがぶどう栽培とスティル・ワインの醸造を始めたときに始まる。
1659年、コドーニュ家のアナ・コドーニュがミゲル・ラヴェントゥスと結婚したことで、ワイナリーは「コドーニュ・ラヴェントス社」となり現在に至る。
1872年、コドーニュ一族のホセ・ラヴェントゥスがフランスのシャンパーニュで学んだ技術を持ち帰り、シャンパーニュ同様の瓶内二次発酵によって初めてスパークリングワインを造り、それがカヴァの始まりとなった。
コドーニュは、カヴァを世界100カ国以上へ輸出し、世界最大規模のワイナリーとして発展し続けている。