特徴・ポイント
「最上の畑で、最上の酒をつくる」というポリシーのもと、イタリア最高の赤「バローロ」「バルバレスコ」の造り手として、テロワールを最大限に生かしたワイン造りをしているワイナリー。『ガンベロ・ロッソ』や『ワインスペクテイター』誌などワイン評価本でも高得点を得ているワインを造っている。
ワインづくりのこだわり
ぶどう畑のテロワールを発揮させることを大切に考え、それぞれの畑に醸造所を持っている。特にバローロ最上の畑とされるブリッコ ロッケ畑では、ビオディナミ農法を導入し土壌を生かした栽培がされている。伝統的な醸造方法と最新設備を使った醸造方法など、畑やぶどうに合わせたワイン造りを行っている。
代表的なワイン
バローロ ブリッコ ロッケ
ぶどうの出来の良い優良年にだけ作られるチェレットのフラッグシップワイン。フレンチオーク樽で30カ月熟成させ、バラやスミレといった花のような優しいアロマを備え、長期熟成に耐えるしっかりとしたボディを備えた赤ワインだ。
バルバレスコ アジリ
バルバレスコ地区の単一畑アジリで栽培されるネッビオーロだけを使い、優良年にだけ作られる赤ワイン。フレンチオークの大きな樽で24カ月熟成させ、ガーネットの色合いでスミレの花の香りやスパイスの香りが感じられ、フレッシュな果実味と豊かなタンニンの味わいがある。イタリアのワイン誌『ビベンダ2016』で年間トップ10に選ばれている。
ワイナリーの歴史
チェレット(Ceretto)は、1939年ピエモンテ地方アルバ地区でリッカルド・チェレット氏が基礎を築き、1960年代に息子のブルーノ氏とマルチェロ氏の兄弟が継承した。
チェレット兄弟は「最上の畑で最上のバローロ、バルバレスコをつくる」という信念を持ち、様々な地域からぶどうのサンプルを取り寄せて研究した。そしてわずか数十年で、チェレットを世界のトップ・ワイナリーに育て上げた。
現在も、兄ブルーノ氏がマーケティングを担当し、弟マルチェロ氏がぶどう栽培・ワイン醸造部門を監督する技術者として活躍している。