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特徴・ポイント
フランス東部、ブルゴーニュのコート・ド・ボーヌにあるワイナリー。「クロ・デ・ユルスリーヌ」「クロ・デ・マレショード」の2つのモノポールを持ち、800樽を貯蔵するポマール村最大級の地下セラーを所有する。
ワインづくりのこだわり
ぶどうの木とテロワールのバランスを重視し、有機栽培を行っている。ぶどうは全て手摘みで収穫し、つぶさずにタンクに入れ3週間醗酵。醗酵中に上品できめ細やかなタンニンを抽出するためピジャージュを丹念に行う。
代表的なワイン
ドメーヌ・デュ・パヴィヨン コルトン・シャルルマーニュ・グラン・クリュ
コルトン丘陵の南南東にあるランケット畑のぶどうからつくられた辛口の白。バターや焼きりんご、柑橘系の果実、はちみつなど複雑で繊細な香りが楽しめる。2004年ヴィンテージは『ワインスペクター』誌で92点を獲得した。
ドメーヌ・デュ・パヴィヨン コルトン・グラン・クリュ・クロ・デ・マレショード
単独所有する「クロ・デ・マレショード」のぶどうからつくられる。バニラやトースト、ラズベリーの香りに、まろやかなタンニン、ぶどうの果実味とテロワールの調和が感じられる。7~10年ほど長期熟成してもよい。
ドメーヌ・デュ・パヴィヨン ムルソー
ブルゴーニュを代表する白ワインの産地「ムルソー」のワイン。トーストのような風合い、プラムや梨のようなエレガントな香りが感じられる。12~14℃が適温で、3〜5年以上熟成して楽しむこともできる。
ワイナリーの歴史
18世紀より続くドメーヌ・デュ・パヴィヨン(Dom. du Pavillon)は、ヴェルニェット・ド・ラモット家が所有していた。1933年よりアルベール・ビショーの傘下に入り、1994年からグラン・クリュの「クロ・デ・マレショード」「コルトン・シャルルマーニュ」など畑を拡大し、現在は約13haを所有する。
醸造責任者およびヴィンヤード・マネージャーはアルベール・ビショーのクリストフ・ショヴェル氏が務め、ビオロジック栽培を実践している。