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特徴・ポイント
シュール・ダルク(SIEUR D’ARQUES)は、リムーに本拠地を構え、南フランスを代表するワイナリーだ。地中海とピレネー山脈にはさまれた日当たりの良い良質の畑を2300haも所有し、そのテロワールを生かしたぶどうを育て、丁寧なワイン造りをしている。特に2003年以降はスパークリングワインの品質向上に取り組み、パリの農業コンクールで毎年のように金賞を受賞している。
ワインづくりのこだわり
気候や風土など畑ごとの特徴を生かした品種を栽培し、収量の制限や手摘みによる収穫により、品質の高いワインを造っている。スパークリングワインは、リムー地方の伝統的品種モーザックをつかい、シャルドネとシュナン・ブランをバランスよくブレンドし、シャンパーニュ同様に瓶内二次醗酵方式を経て3年間熟成される
代表的なワイン
シュール・ダルク トック エ クロシェ オキュルシュ
オキュルシュとは「出会い」の意味で、シュール・ダルクの最高の畑から収穫されるシラー、グルナッシュ、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、メルロ、マルベックの6品種をブレンドした絶妙な味わいが魅力の赤ワイン。カシスやベリーを思わせる豊かな香り、重厚な口当たりだがバランスが良く余韻も長い。2005年ヴィンテージは、『ワイン・スペクター』誌において89点の評価を得ている。
シュール・ダルク クレマン トック エ クロシェ リミテッド エディション
「クレマン トック エ クロシェ」は白ワインの醸造コンサルタントとして知られるドゥニ・デュブルデュー教授の協力で造られたキュヴェだ。クリーミーで豊かな泡立ちと、オレンジやリンゴ、ナッツ、ハチミツを感じさせるコクがある。年間15000本のみ醸造され、ロサンゼルスの「ワイン&スピリッツ コンペティション」で金賞、「ヴィナリ・インターナショナル・コンクール2012」で銀賞を受賞するなど世界的にも評価が高い。
ワイナリーの歴史
シュール・ダルクは、リムーに本拠地を構える、1541年設立の歴史のあるワイナリーだ。
80年代に、いち早く赤のバラエタルワインを製造し、広大な畑では収量制限や手摘み収穫を行ない、伝統的なワイン造りを実践している。
ランドック地方というと「デイリーワインの宝庫」と思われがちだが、白ワインの醸造の革命家として名高いボルドー大学の醸造学部教授のドニ・デブルデュー氏の協力を得て、90年代にはAOCのスティルワイン、そしてスパークリングワインの醸造に力を入れ、品質向上に積極的に取り組んでいる。
現在も、先祖伝来のワイン造りのノウハウを大切に伝承し、こだわりをもってワインを造っている。