特徴・ポイント
シモネ・フェブル(SIMONNET FEBVRE)は1840年の創業以来、シャブリとスパークリングワインを造り続けてきたワイナリーだ。シャブリ地区の冷涼な気候と「キンメリジャン」と呼ばれる石灰質土壌を生かし、シャルドネ種を長年栽培してきた。シャブリ地区唯一のクレマンの作り手でもある。
ワインづくりのこだわり
シャブリ地区のA.O.C.は4段階に分類されるが、シモネ・フェブルはシャブリ・グラン・クリュに3つの畑を所有するほか、4ランクすべてのワインを手掛け、シャブリのスペシャリストと呼ばれている。
クレマンには、シャルドネとピノ・ノワールのみを使い、全て手摘みで収穫している。シャンパーニュのすぐ南に位置し、気候も土壌も似通ったシャブリ地区で、シャンパーニュと同じ伝統的な瓶内二次発酵方式によるクレマンを作っている。
代表的なワイン
シモネ・フェブル シャブリ
フレッシュで花のような優しい香りに果実味、スパイシーなインパクトもあり、爽やかなミネラル感と生き生きとした酸が特徴の白ワインだ。気軽に飲め、シモネ・ファブルらしいエレガントさも感じられる。
シモネ・フェブル クレマン ド ブルゴーニュ
きめ細やかな泡立ちと青リンゴや洋ナシの香りで柔らかい口当たりが特徴のクレマン。爽やかな酸味とミネラル感があり、シャルドネの繊細さとピノ・ノワールの力強さが見事に調和した味わいだ。
ワイナリーの歴史
シモネ・フェブルは、1840年シャブリ地区に創業したシャブリで最も歴史あるワイナリーのひとつだ。
シモネ・フェブルは、「シャブリ・グラン・クリュ」「シャブリ・プルミエ・クリュ」「シャブリ」「プティ・シャブリ」とシャブリ4つのAOC全てのワインを手掛けている。また、シャブリ地区唯一のクレマンの生産者として、スパークリングワインも造り続けている。
2003年にブルゴーニュの名門ルイ・ラトゥール社の傘下に入ったが、創業当時からの特長の味わいや醸造スタイルを守り続け、シモネ・ファブルらしいワイン造りを行っている。
現在は、伝統と最新技術を融合させた親しみやすいワイン造りも行っており、スクリューキャップの導入や幅広い料理に合うワイン造りをしている。