白い壁のシャトー・ローザン・ガシーと庭の馬の像
ワイナリー

シャトー・ローザン・ガシー

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シャトー・ローザン・ガシー(Château Rauzan-Gassies)は、フランス・ボルドー地方マルゴーを代表する造り手のひとつです。名前は聞いたことがあっても、どんな土地で、どのような考え方のもとにワインを造っているのかまでは意外と整理しにくいものです。

この記事では、シャトー・ローザン・ガシーの特徴、ワインづくり、代表的なワイン、歴史を分かりやすく紹介します。造り手の背景を知っておくと、ラベルだけでは見えにくい味わいの方向性や価格の理由も理解しやすくなります。

白い壁のシャトー・ローザン・ガシーと庭の馬の像
シャトー・ローザン・ガシーの建物と入口。撮影当時の外観(画像: davitydave / CC BY 2.0) Wikimedia Commons / CC BY 2.0

シャトー・ローザン・ガシーとは

産地とスタイル

シャトー・ローザン・ガシーは、フランス・ボルドー地方マルゴーの風土と深く結びついたワイナリーです。産地の気候、土壌、品種の個性を生かしながら、その地域らしさが伝わるワインを生み出しています。

マルゴー地区に並ぶブドウの木
同じマルゴー地区にあるシャトー・マルゴーの畑。ローザン・ガシーの区画ではありません(画像: Megan Mallen / CC BY 2.0) Wikimedia Commons / CC BY 2.0

評価される理由

シャトーの壁面に大きく書かれた名前と馬の像。外観写真からは気さくな入口も見えますが、畑の歩みは長く、1855年のメドック格付けではマルゴーの第二級に選ばれています。公式資料によると、マルゴーに約30ヘクタールの畑があり、実際にワインを造る区画は約28ヘクタール。畑の植栽はカベルネ・ソーヴィニヨン58%、メルロー40%、プティ・ヴェルド2%です。これは畑の構成で、購入リンクにある2017年産のブレンド比率を示す数字ではありません。掲載したブドウ畑は同じマルゴー地区にある別のシャトーの写真です。

ワインづくりのこだわり

生産者は区画ごとに収穫したブドウを選び、容量の異なるステンレス槽で仕込みます。公式のワイン紹介には、醗酵温度を26~28℃に保ち、日に2~3回ルモンタージュを行うとあります。グラン・ヴァンはフランス産オーク樽で熟成。説明ページには12~14カ月という記述があり、技術欄には12カ月と記されています。両方ともおおむね1年前後の樽熟成を示しています。醸造槽と樽の画像は、この公式説明をもとに編集部が作った情景で、シャトーの室内を記録した写真ではありません。

ステンレスの醸造槽が並ぶ一般的なワイナリーの情景
公式の仕込み方法を参考にした醸造槽の情景。実際のシャトーの室内ではありません(画像: Wine Bazaar)

代表的なワイン

シャトー・ローザン・ガシー 2017

今回のAmazonリンクは、マルゴー第二級のグラン・ヴァン2017年産、750mlです。ラベルの旧年号を写した写真は、この2017年産の販売写真ではありません。購入前には商品ページで年号、容量、販売者、配送条件を確認してください。

ガシー

生産者が2009年産からこの名で紹介するマルゴーのセカンドワインです。主に若い区画の果実を使い、年ごとの条件に合わせてブレンドを変えると説明しています。グラン・ヴァンとの違いを知るための銘柄として紹介しますが、今回の購入リンクはガシーではありません。

ロルム・ド・ローザン・ガシー

同じキエ家がサン・スラン・ド・カドゥルヌで造るオー・メドックの赤ワインです。マルゴーのセカンドワインとは産地が異なります。公式サイトではメルロー主体の畑、フランス産オーク樽での熟成を紹介しています。こちらも購入リンクの対象ではありません。

シャトー・ローザン・ガシー1998年産ボトルのラベル
1998年産のラベルを写した資料写真。購入リンクの2017年産とは異なります(画像: Nick Siege / CC BY-SA 2.0) Wikimedia Commons / CC BY-SA 2.0

ワイナリーの歴史

「ガシーの館」の起源は14世紀までさかのぼります。17世紀にピエール・デスムズール・ド・ローザンが畑を育て、1763年の分割を経て現在のシャトー名が生まれました。1946年にはワイン商のポール・キエが取得し、家族が改植や醸造施設の整備を続けています。2024年にはフランスの「生きた遺産企業」の認定を受けました。下の古い図版は19世紀末の資料です。現在の建物や訪問時の風景をそのまま示すものではありません。

シャトー・ローザン・ガシーを写真で見る

フランス産オーク樽が並ぶ一般的なワイン貯蔵室の情景
公式の樽熟成の説明を参考にした情景。シャトーの実際の貯蔵室ではありません(画像: Wine Bazaar)
木のテーブルに赤ワイン二杯と水のグラスが並ぶ情景
グラン・ヴァンとセカンドワインを飲み比べる場面を表した情景。シャトーの試飲室ではありません(画像: Wine Bazaar)
19世紀末の書籍に描かれたシャトー・ローザン・ガシー
1893年刊『Bordeaux et ses vins』のシャトー図版。現在の姿ではありません(画像: Eugène Vergez / Public domain) Wikimedia Commons / Public domain
古い図版に描かれたシャトー・ローザン・ガシーの建物と庭
シャルル・ラルマンによる古いシャトーの図版。現地の現在の風景ではありません(画像: Charles Lallemand / CC0) Wikimedia Commons / CC0
シャトー・ローザン・ガシー1995年産ボトルの紋章とラベル
1995年産のラベルに描かれた紋章。購入リンクの2017年産とは異なります(画像: Geographer / CC BY-SA 3.0) Wikimedia Commons / CC BY-SA 3.0

シャトー・ローザン・ガシーのおすすめワイン

この記事にはAmazonアソシエイトリンクが含まれます。

シャトー・ローザン・ガシーの味わいを知るなら、まずは代表的な銘柄から選ぶのがおすすめです。

シャトー・ローザン・ガシー 2017 赤ワイン 750ml

シャトー・ローザン・ガシーらしさを感じやすい1本として、ヴィンテージや販売者、配送条件を確認しながら選びたい候補です。

シャトー・ローザン・ガシー 2017 赤ワイン 750mlをAmazonで見る

まとめ

シャトー・ローザン・ガシーは、フランスのワインを知るうえで押さえておきたい造り手です。産地の個性、歴史、代表的なワインを知っておくと、ボトルを選ぶときの判断材料が増えます。まずは代表的なキュヴェのスタイルを確認し、料理や熟成感の好みに合わせて選ぶとよいでしょう。

参考情報








編集情報

この記事はWine Bazaar編集部が、公開情報・取材情報・商品情報を確認し、読者がワインを選びやすくなることを目的に作成しています。内容は必要に応じて更新します。

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