京都府京丹波町でつくられるワインの特徴とは
京都府京丹波町の気候・風土 京丹波町は京都府中部の船井郡に属し、綾部市、福知山市などに隣接する。2005年に丹波町、瑞穂町、和知町が合併して誕生した。 主な産業はぶどうや稲作・酪農を中心とした農業と林業で、松茸や黒豆、栗…
本州の中西部に位置する近畿地方には、京都府・大阪府・三重県・兵庫県・滋賀県・和歌山県が含まれている。近畿地方は関東都市圏に次ぐ日本第2の都市圏・経済圏であり、また食事や芸能など、関東とは異なる一大文化圏を形成している。気候は太平洋側気候、日本海側気候、瀬戸内海式気候の3つの気候に大きく分かれる。
京都府は大阪府や福井県・滋賀県・三重県・奈良県・兵庫県と隣接しており、北部は日本海に面する。丹後山地や丹波高地、福知山盆地、京都盆地などがあり、全体面積の7割以上が山地や丘陵地だ。
場所によって気候は異なっており、舞鶴・綾部・丹後は海洋性気候、それ以外は内陸性気候で日本海と瀬戸内海両方の影響を受ける。山間地には豪雪地帯もある。
京都府の中では、府の中部に位置する京丹波町にて、丹波ワインによるワインづくりが行われている。この地は松茸や栗、黒豆など全国的に有名な名産品が数多くあり、ぶどう栽培や稲作も盛んだ。
また、宮津市の天橋立を望む絶景の場所に、天橋立ワイナリーという醸造所がある。レジェントやセイベルといった品種を栽培し、ワインを醸造している。
【京都府の主な生産地】
<京丹波町>
京都府中部の船井郡に属する京丹波町のワイナリー・丹波ワインでは、4つの自社農園で採れたぶどうを使用してワインをつくっている。試験栽培を含め40種ものぶどうを作り、試行錯誤の上、良質の味わいを求め続けている。
丹波ワインでつくられるワインは、繊細な味わいを大切にする京料理とマリアージュすることを念頭に、ぶどうの個性を生かしつつも全体のバランスを大切にしている。過度な香り付けや雑味を避け、樽を使用した熟成は赤ワインでも15カ月までしか行わない。食の都である京都らしい試みといえよう。
京都府京丹波町の気候・風土 京丹波町は京都府中部の船井郡に属し、綾部市、福知山市などに隣接する。2005年に丹波町、瑞穂町、和知町が合併して誕生した。 主な産業はぶどうや稲作・酪農を中心とした農業と林業で、松茸や黒豆、栗…