リヴァモア・バレーの気候・風土
リヴァモア・バレーは、セントラルコースト地方北部のワイン産地。サンフランシスコの東、サンノゼの北に位置する。
海からの風や霧によって、昼夜の寒暖差が激しい。強い風により土壌は乾燥しており砂利まじり。ぶどう畑の面積は約2,000haとなっている。
リヴァモア・バレーのワインの特徴
基本的には安価なものが多く、女性に好まれるフルーティーな味わいのものや、ハーブの芳香を楽しめるものが人気となっている。
リヴァモア・バレー産のワインは、日本での流通量はきわめて少ない。このため、日本人にはあまりなじみのない産地だろう。
エピソード
かつて、サンフランシスコ会修道士たちが、セントラルコーストを貫く、南北に長いハイウェイ101号線を道筋に布教活動を行った。この時に、ぶどう栽培やワインづくりも普及したという歴史がある。
リヴァモア・バレーはそこから若干外れた場所に位置している。
そうした経緯と、生産されるワインに有名なものがないこともあって、この地の知名度はまだまだ低い。
そのため、現在は品質向上と認知度アップのため、数社のワイナリーが宣伝活動に力をいれている。いまだ発展途上の産地と言えよう。
リヴァモア・バレーの代表的なワイン
・2000 カリン リヴァモア・ヴァレー セミヨン
・モーニング・フォグ シャルドネ
・Concannon
・Singing Winemaker California
・Steven Kent