サンタ・クララ・バレー

サンタ・クララ・バレーワインの特徴とは

   

サンタ・クララ・バレーの気候・風土

サンタ・クララ・バレーは、カリフォルニアの中央、サンフランシスコから南へ約70km に位置するワイン生産地。東側にディアブロ・レンジ山脈、西側にサンタクルズ・マウンテンがあり、2つの山地に囲まれた平地。

Vineyard on the Hillside

年間の平均気温は21.9℃の温暖な気候だ。夏でも30℃以上まで気温が上昇することは少なく、冬でも平均気温が15℃から5℃と寒さも厳しくない。
年間降水量は360㎜。快晴の日は1年に約160日あり、平均湿度は約57%。こうした気候は、ピノ・ノアール種の栽培に適しているとされる。

サンタ・クララ・バレーのワインの特徴

ピノ・ノアール種を原料にした赤ワインは、ブルゴーニュに近い複雑な味わいをもち、そのなめらかさはシルクに例えられる。ラズベリーの香りに繊細な口当たりで、後味のボリューム感も楽しめる。

Sarah's Vineyards Santa Clara Valley Charbono

フレンチ・コロンバール種とシュナン・ブラン種を原料にした白ワインは、フレンチ・コロンバールの爽やかな味とシュナン・ブランの華やかな香りが調和し、果実味が豊か。

Colombard raisin

エピソード

18世紀には、カリフォルニアに生息する野生のぶどう品種ヴィティス・カリフォルニカが栽培されていたという。スペインからの修道士が持ち込んだぶどう品種も栽培され、1850年代にはカリフォルニア最大級のぶどう栽培面積を誇っていた。樹齢80年を超えるぶどうの木もあり、サンタ・クララ・バレーは、カリフォルニア初の上質なワイン産地であった。
現在は、半導体産業先進地として世界中に知られている、シリコンバレーの中心地として有名である。

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??AlumRockViewSiliconValley w??. Sous licence CC BY-SA 3.0 via Wikimedia Commons.

サンタ・クララ・バレーの代表的なワイン

・グリエモ・プティシラー・ダブルゴールド
・グリエモ 2012 Barbera
・グリエモ 2010 Cabernet Sauvignon
・グリエモ 2010 Charbono
・Aver Family Vineyards 2011 Blessings Petite Sirah
・Aver Family Vineyards 2013 Benevolent
・Aver Family Vineyards 2011 Feith
・Aver Family Vineyards 2012 Family Album Mourvedre

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