ドライ・クリーク・バレー

ドライ・クリーク・バレーワインの特徴とは

   

ドライ・クリーク・バレーの気候・風土

ドライ・クリーク・バレーは、カリフォルニア州北部、ソノマ・バレーのAVA。AVA名はロシアン・リバーの西に流れるドライ・クリークに由来する。地理的にはヒールスバーグの北に位置し、AVAは南北25kmに渡って細長く広がる。

Dry Creek Valley

土壌は砂質、粘土質。丘陵地付近では埴壌土となる。
ナパやソノマなどカリフォルニア州の醸造地は、サン・パブロ湾から吹き込む寒流由来の霧の影響を受ける。
ドライ・クリーク南部でも強く影響を受け、気候は冷涼となるためソーヴィニヨン・ブラン種など、白ぶどうの栽培に向く。
しかし、湾から離れた北部では影響を受けにくく温暖なため、ジンファンデル種をはじめとする黒ぶどうの栽培が盛んとなる。

ドライ・クリーク・バレーのワインの特徴

ドライ・クリークはジンファンデル種の一大産地として知られ、赤ワインの生産が大多数を占める。ジンファンデル種100%によるもののほか、プティ・シラー種との混醸、カベルネ・ソーヴィニヨン種によるものもあり、スタイルは多様。
南部ではソーヴィニヨン・ブラン種やシャルドネ種による白ワインがつくられる。

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有名なワイナリーとしては、ジンファンデル3大Rのひとつとして知られるリッジのほか、ドライ・クリーク・ヴィンヤード、ラファネリ、フランシス・フォード・コッポラ、マウリトソンなどが挙げられる。
ヒールズバーグ郊外には、アメリカ最大規模のワイナリー、E.J.ギャロがあることでも知られる。

エピソード

環境への強い適応力を持つジンファンデル種は、19世紀の開拓時代から栽培されている。1980年代以降、カリフォルニア州がカベルネで有名となった今でも、ジンファンデルの生産量は多い。

カベルネと比較すると、ジンファンデル・ワインは若干アルコール度数が高くなり(カベルネが13.5%程度に対して14.5~15%)やや辛味がある一方、それほどタンニンが強くないのが特徴。

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ドライ・クリーク・バレーの代表的なワイン

リッジ リットン・スプリングス ドライ・クリーク・バレー 2012
リッジ イースト・ベンチ ジンファンデル ドライ・クリーク・バレー 2012
ドライ・クリーク・ヴィンヤード ヘリテージ ジンファンデル
フランシス・フォード・コッポラ ディレクターズ・カット ジンファンデル
ラファネリ ドライ・クリーク・バレー ジンファンデル

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