レッド・ヒルズ・レイク・カウンティの気候・風土
レッド・ヒルズ・レイク・カウンティは、カリフォルニア州におけるワイン産地。AVAに認定されている。
州内最大の自然湖クリア湖を囲む栽培地クリア・レイクAVAにおけるサブアペラシオン(小区画)で、エリア全体がクリア・レイクAVAの領域内に含まれる。
AVAのエリアは、クリア湖南端西岸域のエクセルシオール・バレーからビッグ・バレーに及ぶが、ぶどう畑は標高500?750mほどの丘陵地に集中している。
畑は水晶結晶板や黒曜岩、火山砂利を含む赤土の土壌で水はけが良い。
標高が高いため日中強い日照を受けるが、夕方から夜は冷涼になる。夏には湖から絶えず吹く風で気温が穏やかになり、ぶどうは長い生育期間を確保できる。
そのため、皮が厚く、パワフルなタンニンと高フェノールを備えたぶどうを栽培することができる。
レッド・ヒルズ・レイク・カウンティのワインの特徴
レッド・ヒルズ・レイク・カウンティでは、フランスのローヌやボルドー地方と気候が似ていることから、同地原産のぶどう品種の栽培に適している。
ソーヴィニョン・ブラン種、カベルネ・ソーヴィニヨン種を中心に、カルベネ・フラン種や、プティ・シラー種、シラー種、ジンファンデル種といった品種が栽培されている。
ソーヴィニョン・ブラン種を使用した白ワインが有名で、中でも湖に近く標高の低い畑で栽培されたソーヴィニョン・ブラン種からは、風味豊かで複雑な味わいのワインがつくられる。
赤ワインは、カベルネ・ソーヴィニヨン種を中心としたエクセレントで濃縮感のあるワインが生産されている。
エピソード
レッド・ヒルズ・レイク・カウンティは、2004年にAVAとして認定された比較的新しい生産地。「レッド・ヒルズ」という名称は、隣接するコネクティ山(長い間噴火していない活火山)から噴出した、赤い溶岩からなる土壌にちなんで付けられた。
レッド・ヒルズ・レイク・カウンティの代表的なワイン
ドゥルノンクール /ステファン・ドルノンクール
エステート カベルネソーヴィニヨン/ソル ルージュ
カベルネソーヴィニヨン/ホーク アンド ホース ヴィンヤーズ
アブシディアン リッジ ヴィンヤーズ カベルネソーヴィニヨン/アブシディアン・リッジ
カベルネソーヴィニヨン/フォートレス
エル レイ カベルネソーヴィニヨン/ロブルド
アブシディアン リッジ ヴィンヤード リザーブ カベルネソーヴィニヨン/シティ ワイナリー オブ ニューヨーク
カベルネソーヴィニヨン/ザ・ガールズ・イン・ザ・ヴィンヤード