マンジマップの気候・風土
オーストラリアのワイン産地・マンジマップは、西オーストラリア州の重要な河川であるブラックウッド・リバー沿いに広がる。
その周囲はすべて他のワイン産地と接しており、北にブラックウッド・ヴァレー、南東にグレート・サザン、南西にペンバートンがある。ペンバートンとマンジマップは隣接するにも関わらず地質と土壌に明らかな違いがあり、2006年に別々のGI(地理的呼称)を取得するに至った。
インド洋、南大洋と大陸性気候の両方の影響を受ける。
マンジマップのワインの特徴
マンジマップでは、ピノ・ノワールの栽培に重点が置かれた時期があった。しかし、期待されたような成果は得られず、現在ではシラーズやカベルネ・ソーヴィニヨン、シャルドネといったぶどうの栽培が多くなった。
現在5つほどのワイナリーが質の高いワインを醸造し、シャルドネを使用したものの評判が良い。こうしたワインからは、メロンやシトラスのニュアンスがあるエレガントな味わいを感じられる。
エピソード
この地は西オーストラリア州の南西部にある森の中に位置している。地区の大半は森林に覆われ、ぶどうの栽培に適している土地はたったの25%しかない。
収穫される農作物全般の評判が良く、その中には貴重なトリュフや果物、野菜などが含まれる。
マンジマップの代表的なワイン
・カベルネ=メルロー/ペパーミント・クリーク・ワイン
・フォー・エーセズ・シングル・ヴィンヤード・シラーズ/ペオス・エステート
・ピノ・ノワール・リザーブ/チェストナット・グローヴ
・ヴェルデホ/チェストナット・グローヴ