ボーヌ

ボーヌワインの特徴とは

   

ボーヌの気候・風土

フランス東部ブルゴーニュ地方のシンボル、ボーヌはワインの都として知られている。

ぶどう畑は、標高220~330mの高地にあり、東か真南を向く畑が多く日当たりが良い。土壌の性質は、最も高い標高にある急斜面から頂上までは砂利が多く、傾斜の中腹は泥灰土、標高の低い斜面の裾野は石灰質の混ざった粘土と、標高ごとに異なる。この違いが、タイプの違うワインを生み出している。

赤ワインの生産量が多く、白ワインは少ないが、シャルドネの生育に適した土壌でもある。プルミエ・クリュ(一級畑)が多く、村の約3分の1を占める。

ボーヌのワインの特徴

畑の場所によってワインのニュアンスも異なり、村の北部は力強く、南部はまろやかな飲み口である。赤ワインは、色は生き生きとした輝きのある真紅で、ブラックベリーやカシスなどの黒い果実や、チェリーやスグリなどの赤い果実、森の下草などの香りがある。飲み心地は、ストレートで芳醇、柔らかな印象もあり、骨組みがしっかりしている。

白ワインは、緑がかった黄金色で、蜂蜜とシナモンの香りがある。若いうちは果実味、熟成するとオイリーでまろやかな味わいを楽しめる。辛口だが滑らかでとのバランスが良い。

エピソード

19世紀以前は「ボーヌ」といえばブルゴーニュ地方の赤ワインのことだと言われるほど、古くからワインが生産されていた。ブルゴーニュ公お気に入りのピノは、中世初期より高い評価を得ている。

ブルゴーニュワインの首都ともいえるボーヌは、ワインオークションでも世界的に有名で、ワイン業者も多く訪れる。また、古代フランスの雰囲気も残すローマ風の町並みが広がることから、観光地としても知られている。

ボーヌの代表的なワイン

ア・レキュ
ベリッサン
レ・ブランシュ・フルール
シャン・ピノン
クロ・デ・レキュ
シュル・レ・グレーヴ
レ・スーレ
クロ・デュ・ロワ
レ・シジイ

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