コート・デュ・ヴィヴァレの気候・風土
コート・デュ・ヴィヴァレはローヌ南部に位置する。モンテリマールの西側にある村に、広大なぶどう畑が広がっている。ローヌ川を隔てて反対岸にはグリニャン・レザデマールがある。夏は暖かく日差しも強いが、冬は厳しい寒さが襲う気候だ。
??Vue d’ensemble d’Orgnac-l’Aven?? par Vi..Cult… ? Travail personnel. Sous licence CC BY-SA 3.0 via Wikimedia Commons.
主要品種はグルナッシュやシラー。コート・デュ・ヴィヴァレで作られるブドウはキメの細かさが特徴となっている。
コート・デュ・ヴィヴァレのワインの特徴
生産されるワインは赤ワイン、白ワイン、ロゼワイン。全体の80%は赤ワインで占められている。
赤ワインはルビー色に輝く色合いが特徴。グルナッシュを30%以上、シラーを40%以上使って製造するように定められている。
白ワインはフレッシュな口当たりが何とも素晴らしい。グルナッシュを50%以上含むことが規定となっている。
ロゼワインはグルナッシュを60~80%、シラーを10%の割合で作るように決められている。
コート・デュ・ヴィヴァレで作られるワインは、爽やかな口当たりとベリーのような酸味が調和してバランスの良い仕上がりになっている。品種の割合に細かな規定がある分、グルナッシュとシラー、それぞれの個性豊かな味わいを楽しむことができる。
エピソード
コート・デュ・ヴィヴァレの生産者の中でも、別格の優れたワインを作り出すことで知られているのがアラン・ガルティである。添加剤を一切使わない完全な自然栽培にこだわり、究極のワインを生み出す。
その証拠に、コート・デュ・ヴィヴァレがAOC認定を受けたのは1999年だが、例外的にアラン・ガルティがつくるワインは1995年からAOC認定を受けている。
アラン・ガルティが手掛けたワインはどれも高い評価を得ているが、その中でも2007年のワインは、愛好家の間で「究極のヴィンテージ」と世界的に評価を受けている。
コート・デュ・ヴィヴァレの代表的なワイン
コート・デュ・ヴィヴァレ アラン・ガルティ
コート・デュ・ヴィヴァレ ラ・シラール・ドメーヌ・アラン・ガルティ