メリッサの気候・風土
メリッサはカラブリア州のDOC。メリッサという名前は、「甘い」あるいは「はちみつ」という意味で、隣接するチロという名前には対照的に「苦い」という意味がある。
隣接する地域と同様に、この地域は地中海によって大きな影響を受ける。真夏日も午後に海風が吹くことで大地が冷却され、この気温の上下がぶどうの栽培に役立っている。
メリッサのワインの特徴
メリッサのワインは赤と白がある。現在は生産量のほとんどが赤ワインで、それらはガリオッポをメインに使って作られる。他にはグレコ・ネロも25%まで使われる。
白ワインはトレッビアーノとマルヴァジア・ブランカを使用する。
代表的な生産者/当たり年
メリッサの生産者の中で各方面にて高い評価を受けている生産者として、リブランディ・アシリア、ラ・ピッズタ・デル・プリンスが挙げられる。
また南イタリアのワインは、当たり年で評価されることはほとんどない。
いずれのワインも1000~3000円台くらいの値段・価格で売られている。
エピソード
隣接するDOC、チロの陰に隠れていたメリッサだが、近年、急速に知名度を上げてきている。現在ではチロに次ぐ実力派のDOCという扱いだ。
ちなみにメリッサの語源は、クレタ島の王子メリシウスという説もある。
メリッサの代表的なワイン
・メリッサ・ロッソ/リブランディ・アシリア
・メリッサ・ビアンコ/リブランディ・アシリア
・ジャッカ・ヴェントゥ・ロッソ・メリッサ/ラ・ピッズタ・デル・プリンシペ
・サンタ・フォカ・ビアンコ・メリッサ/ラ・ピッズタ・デル・プリンシペ