コッリ・オリエンターリ・デル・フリウリの気候・風土
コッリ・オリエンターリ・デル・フリウリは、フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州のウディネ県にあるワインの生産地。北東部はスロヴェニアと国境を接している。
大陸性の気候で降水量が少なく、昼と夜、夏と冬の気温差が大きい。土壌は、粘土と石炭を含む泥灰土と呼ばれる層と、砂岩の層の二つが交互に織りなしており、ミネラルを豊富に含む。
アルプスから吹き降ろす冷たい北風が周囲の山々に遮られて穏やかになるため、ぶどうの栽培に適した環境となる。
土壌、気候ともにバランスのとれた地域であり、高品質のぶどうの栽培が可能となっている。
コッリ・オリエンターリ・デル・フリウリのワインの特徴
コッリ・オリエンターリ・デル・フリウリのワインは、赤ぶどう品種ではカベルネソーヴィニォン、メルロー、ピノ・ネッロなどが、白ぶどう品種ではシャルドネ、ピノ・グリージョなどが使われている。
白ワインは光沢のある鮮やかな色味と上品ながらも深く力強い味わいが特徴。スパイスとハーブが混ざり合ったような爽やかな香りにタンニンが絶妙にマッチしていて、口に含んだ瞬間に芳醇で華やかな香りが広がるのを感じられる。酸味はしっかりとしていて、口当たりはマイルド。
赤ワインは深みのあるガーネット色でベリー系の爽やかな香りが特徴。深みのある味わいで酸味のバランスが絶妙であり、均衡のとれたワインだと言える。程よいコクがあり、口当たりはなめらかで肉料理と相性が良い。
““15 – ITALY – wine and cheese Refosco gorgonzola e noci ” by Pava – Own work. Licensed under CC BY-SA 3.0 it via Wikimedia Commons.
エピソード
コッリ・オリエンターリ・デル・フリウリでは、樹齢50年以上の樹から収穫したぶどうで作られているワインがある。スパイスやベリー系の果物の香りと、深くしっかりとした味わいが特徴。飲みこんでからも口の中に長く余韻が残る。
コッリ・オリエンターリ・デル・フリウリの代表的なワイン
コッリ・オリエンターリ・デル・フリウリDOC・85
コッリ オリエンターリ デル フリウリDOC/スキオペッティーノチンクアンタンニ
コッリ オリエンターリ デル フリフリ メルロー 2009 レ ヴィーニェ ディ ザモ
コッリ オリエンターリ デル フリウリDOC・カベルネ・ソーヴィンヨン
コッリ オリエンターリ デル フリウリDOC/ソーヴィンヨン・
コッリ オリエンターリ デル フリウリDOC/メルロー