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ドルチェアクア(ロッセーゼ・ディ・ドルチェアクア)の気候・風土
ドルチェアクアは、イタリア北西部にあるリグーリア州のワイン産地。フランス国境に接するインペリア県の西南部に位置している。
ドルチェアクアの村はネルヴィア渓流に沿って開けた土地で、その周辺の丘陵地にぶどう畑が広がっている。ロッセーゼ・ディ・ドルチェアクアの呼称でDOC指定されている。
エリアはフランスとの国境付近からリグーリア海岸まで広がっており、ヴェンティミーリア、カンポロッソ、サン・バッジオ・デル・チーマ、ソルダーノなどの街が該当する。
ぶどう畑は標高600mを超えない高さにあり、土壌は石灰岩を含む砂質・粘土質・泥灰土で、水はけが良くミネラルを豊富に含んでいる。
気候は地中海性で穏やか。畑のほとんどは南向きの斜面にあるため、十分な日照を得ることが可能だ。また昼夜の温度差が大きいことから、十分に酸度を保持したぶどうを栽培することができる。
ドルチェアクア(ロッセーゼ・ディ・ドルチェアクア)のワインの特徴
ロッセーゼ・ディ・ドルチェアクアは、ロッセーゼ種95%以上を使用してつくられる辛口の赤ワイン。残りの5%には、リグーリア州の生産に適した赤ぶどう品種が使われる。また、アルコール度数は最低12%とされるが、最低13%と規定されるスペリオーレのタイプもつくられている。
ワインはルビーレッドの色調に、バラ・スミレ・ミントや果実のエレガントな芳香を持つ。口当たりはなめらかで、フレッシュな果実味と酸味のバランスが取れた心地よい味わい。肉料理全般と相性が良い。他にも、青魚やマグロのカルパッチョなどと合わせて楽しむことができる。
エピソード
ドルチェアクアは、山麓にある人口わずか2000人程の小さな村だが、この村の名前を取ってつくられるロッセーゼ・ディ・ドルチェアクアは、1972年にリグーリア州で初めてDOCの指定を受けた。
ドルチェアクア(ロッセーゼ・ディ・ドルチェアクア)の代表的なワイン
ロッセーゼ ディ ドルチェアクア/テッレ・ビアンケ
ロッセーゼ ディ ドルチェアクア/マッカリオ・ドリンゲンベルグ
ロッセーゼ・ディ・ドルチェアクア・スペリオーレ ルヴァイラ/マッカリオ・ドリンゲンベルグ
ロッセーゼ・ディ・ドルチェアクア/マジェ