オッフィーダ

テッレ・ディ・オッフィーダワインの特徴とは

   

テッレ・ディ・オッフィーダの気候・風土

オッフィーダは、イタリア中部にあるマルケ州南部のワイン産地。州都アンコーナから80km南に位置している。

オッフィーダの街を中心に、リパトランソーネなどの一部が産地とされ「テッレ・ディ・オッフィーダ」と呼ばれるDOCGワインがつくられている。

東にアドリア海、西にアペニン山脈を望むこのエリアは、内陸に位置することから海洋性気候の影響を受けにくい。昼と夜の寒暖差が大きく、海と山からの微風が絶えず吹く微気候。また、粘土質、砂質の土壌を有しており、ぶどう栽培に理想的な土地である。

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テッレ・ディ・オッフィーダのワインの特徴

オッフィーダでは、辛口の赤ワインと辛口の白ワイン2種類、計3種類のワインがつくられている。

赤ワインは、モンテプルチャーノ種を主体とした「オッフィーダ・ロッソ」が有名。白ワインには、土着品種であるパッセリーナやペコリーノを中心とした辛口の白ワイン「オッフィーダ・パッセリーナ」と「オッフィーダ・ペコリーノ」がある。

それぞれのワインは、モンテプルチャーノ、パッセリーナ、ペコリーノの各種を85%以上使用してつくられる。

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ロッソは、濃いルビーレッドの色調で、柔らかくバランスが取れた味わい。ローストした赤身の肉やチーズと相性が良い。

金色の輝きをもつ麦わら色で、フレッシュな果実味のあるパッセリーナは、魚介類のサラダやリゾット、パスタによく合う。

緑がかった麦わら色で、心地良い香りと独特の風味があるペコリーノは、魚介類、甲殻類や魚のスープと合わせることができる。

魚介類や肉料理、前菜やメイン料理と、幅広いアッヴィナメント(相性の良さ)を楽しめるワインがそろっているところがオッフィーダの特徴といえるだろう。

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エピソード

オッフィーダを中心につくられるワインは、もともとは2001年にDOCワインに認定され、「オッフィーダ」として知られていた。

その後2011年にDOCGに昇格して、それと同時に名称も変更。「テッレ・ディ・オッフィーダ」と呼ばれるようになった。

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テッレ・ディ・オッフィーダの代表的なワイン

レオ・リパヌス・オッフィーダ・ロッソ/カンティーナ ディ コーリ リパーニ
オッフィーダ パッセリーナ/サンラッザロ
オッフィーダ ペコリーノ ヴィッラ アンジェラ/ヴェレノージ
オッフィーダ パッセリーナ/デ アンジェリス
チプレア/サン・サヴィーノ

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