モリーゼ

ティンティリア・デル・モリーゼワインの特徴とは

   

ティンティリア・デル・モリーゼの気候・風土

ティンティリア・デル・モリーゼ(Tintilia Del Molise)がDOCに認定されたのは2011年のこと。アドリア海沿いから、内陸部までのイタリア・モリーゼ州の幅広い地域がDOCに該当する。

ワインに使われる黒ぶどう種・ティンティリアは、主に中密度の粘土質の土壌で栽培される。カタッボやデューヴァなどのワイナリーが有名で、そうしたワイナリーで使われるぶどうは海に近い場所で栽培。この地域のぶどうの収穫は9月後半から行われ、10月10日までには終了する。

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ティンティリア・デル・モリーゼのワインの特徴

「ティンティリア・デル・モリーゼ」として売り出すワインは、モリーゼ州唯一の土着品種であるティンティリア種を95%以上使用した赤ワインもしくはロゼワインでなくてはならない(ほとんどロゼワインは作られていない)。

ティンティリア・デル・モリーゼは濃いルビー色を持ち、タンニンをしっかりと感じられるフルボディな味わいを持つ。芳醇な香りとプルーン、プラム、チェリーなどの果実感と、リコリスのようなすがすがしさ、黒コショウなどのスパイスを感じられるバランスの良いワインだ。

カタッボ、チャンファーニャ、デューヴァなど、複数のワイナリーが醸造している。

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一押しのワイナリー/当たり年

ティンティリア・デル・モリーゼ(Tintilia Del Molise)の生産者のうち、各方面にて高い評価を得ている作り手として、カタッボ(Catabbo)、チァンファーニャ、デューヴァ(D’UVA)などが挙げられる。

イタリア中部のワインは2008年、2007年、2006年、2005年、2001年、1999年、1997年の出来が良いと評価されている。ティンティリア・デル・モリーゼは2000~3000円台までのリーズナブルな価格・値段にて販売されている。

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エピソード

ティンティリア種の歴史は古く、「ティンティリアはモリーゼ州で最も栽培されているぶどう品種」と書かれた1884年の文書も発見されている。

しかし収穫量が少ないため、第2次世界大戦以降は栽培数が激減し、豊富な種類のぶどうを栽培するようになった。モリーゼ州では州内でワインを作るほか、州外のワイナリーへぶどうを提供している。

ティンティリア種は18世紀の終わりごろにスペインから持ち込まれた品種だと言われているが、正確な発祥は明らかになっていない。スペイン語やイタリア語に共通する「Tint=赤」が語源なのではないかと言われている。なお、ティンティリアとはイタリア語で「染み」を意味する言葉だ。

ティンティリア・デル・モリーゼの代表的なワイン

ティンティリア・デル・モリーゼ

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