キャンティ・コツリーネ・ピサーネ

キャンティ・コッリーネ・ピサーネワインの特徴とは

   

キャンティ・コッリーネ・ピサーネの気候・風土

キャンティ・コッリーネ・ピサーネは、トスカーナ州にあるワイン生産地。斜塔で有名なピサの町の南に位置し、なだらかな丘陵にぶどう畑が広がっている。

土壌は粘土と砂質の混合土壌で、南方の地中海と近いことからミネラル分を豊富に含んでいる。

ぶどう畑ではキャンティの原料となるサンジョベーゼ種の生育が盛んだが、それ以外にもマルヴァジア・ネーラ種やカンディオーロ種の生育も行われている。この地では、ワインはトスカーナの土着品種のみを用いて生産されるのが特徴だ。

キャンティ・コッリ・アレティーニキャンティ・コッリ・フィオレンティーニなどの地域と並び、D.O.C.Gに指定されている。混同されやすいが、黒い鶏のマークのキャンティ・クラシコとは異なる。

Chianti Country-4

キャンティ・コッリーネ・ピサーネのワインの特徴

キャンティ・コッリーネ・ピサーネでは、生産地の名前にもあるキャンティの生産が盛んだが、それ以外にも3年以内に飲む早飲みタイプのワインの生産も行われている。

無農薬・有機栽培のビオロジック農法よって育てられたワインは、サクランボのようなアロマが豊かに香る。なめらかな口当たりの中にも、しっかりとしたタンニンが感じられる。

antipasto & chianti

エピソード

この地域の歴史は古く、かつては古代エトルリア人が定住していた。

エトルリア人とぶどうは、とても深い関係がある。もともとぶどうはアラビア半島にしか生育していなかった。そのぶどうをイタリア半島にもたらし、ワイン生産の礎を築いたのはエトルリア人によるもの、と伝えられている(紀元前9世紀ごろ)。

キャンティ・コッリーネ・ピサーネからピサの町を挟んださらに南には、3千年の歴史を持つ都市、ヴォルテッラがある。かつてキケロやスタンダールなど、著名な作家がこの町を訪れたことでも知られている。

Volterra cityscape

キャンティ・コッリーネ・ピサーネの代表的なワイン

キャンティ・コッリーネ・ピサーネ / ソレッレ・パラッツィ
イル・ギッツァーノ / ギッツァーノ

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