キャンティ・モンタノレバ-ノ

キャンティ・モンタルバーノワインの特徴とは

   

キャンティ・モンタルバーノの気候・風土

キャンティ・モンタルバーノは、イタリア・トスカーナ州にあるワイン生産地。その名前は、ピストイア県・プラート県とフィレンツェとの境目にあるモンタルバーノ山に由来する。

ぶどう畑は、標高250ぐらいのゆるやかな斜面に展開している。土壌は小石を含んだ砂質のローム土壌で、雨量はそれほど多くないが、ぶどうの生育に充分なだけの雨量は得られる。

栽培されている品種は、キャンティの原料であるサンジョベーゼ種が多くを占めている。

キャンティ・モンタルバーノのワインの特徴

この地で生産されるワインで有名なのは、D.O.C.G指定を受けた赤ワイン・キャンティ・モンタルバーノ。

キャンティ・モンタルバーノは、酸味と甘味、タンニンなどのバランスが取れたミディアムボディ。柔らかくしなやかで、スミレやサクラ・チェリーなど自然豊かなテロワール(生育環境)特有のアロマが立ち上がる。

エピソード

キャンティとしてたいへん有名なものにキャンティ・クラシコがあるが、キャンティ・モンタルバーノが受けているD.O.C.G指定はそれとは異なる。この地域にはキャンティ・クラシコとは別に、キャンティの生産地として特別に保護されている地域が7つあり、キャンティ・モンタルバーノはそのうちの1つとなる。

モンタルバーノが県として制定されたのは1992年と、トスカーナ州では比較的最近のことだが、ワイン生産はたいへん古くから行われている。

生産地の名前の由来ともなったモンタルバーノ山は、かつてレオナルド・ダ・ヴィンチがモチーフとしたことでも有名だ。山の南側のヴァルダルノ・エンポレーゼにおいて、まだ幼いダ・ヴィンチがモンタルバーノ山の描写に励んだとされている。

キャンティ・モンタルバーノの代表的なワイン

キャンティ・モンタルバーノ / カステッリーナ
キャンティ・リゼルヴァ / カンティーヌ・ボナッキ
キャンティ・モンタルバーノ / コンテ・オッタヴィオ・ピッコロミニ
エンリコ・ピエラッズオーリ・キャンティ・モンタルバーノ・リゼルヴァ

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