メラネーゼ

メラネーゼ(アルト・アディジェ・メラネーゼ・ディ・コッリーナ)ワインの特徴とは

   

メラネーゼ(アルト・アディジェ・メラネーゼ・ディ・コッリーナ)の気候・風土

メラネーゼは、トレンチィーノ・アルト・アディジェ地方にある、イタリアで2番目に北部にあるワインの生産地だ。南チロルとも呼ばれるアルト・アディジェ地方の町・メラーノ周辺を指す。1975年より「アルト・アディジェ・メラネーゼ・ディ・コッリーナ」として、D.O.C.に指定されている。

東中央アルプスに囲まれた標高2,500mほどの高地にあるが、気候は比較的穏やか。土壌はミネラルを多く含んでいる。

メラネーゼ(アルト・アディジェ・メラネーゼ・ディ・コッリーナ)のワインの特徴

メラネーゼでつくられるワインは、スキアーヴァ種を原料とした赤ワインが多い。飲み口は軽いものが多く、フレッシュな味わいがある。

D.O.C.の規定により、ラベルに地名を表示できるのは、特定の地区の畑で栽培されたぶどうを使用したワインだけに限られている。

具体的には、カイネス、カルマス、ガーガッゾネ、ラグンド、ラナ、マーレンゴ、ポスタル、リフィアノ、エス・パンクラッジョ、シーナ、テスティモ、ティロロ、メラーノ、いずれかの地区の畑でつくられたぶどうを原料としたワインのみが、ラベルに地名を表示できる。

エピソード

メラネーゼは、ドイツ語では、「スッドチロル・メラナー・ヒューゲル」と呼ばれている。

その歴史は古く、13世紀から19世紀には、ローマ帝国やハプスブルク家、1806年から1918年まで存在したドイツの王国バイエルンの配下となった事もあった。

またワイン以外にも、サン・マルティーノ山とサン・ヴィルジリオ山から湧き出るミネラルを含む温泉があり、作家フランツ・カフカが訪れるなど、古くから保養地として利用されている。

メラネーゼ(アルト・アディジェ・メラネーゼ・ディ・コッリーナ)の代表的なワイン

シッケンバーグ
クチェルバーグ
Gneid
ローゼンガルテン
レーベンバーグ
ラバース
デル・バーグラビアト(バーグラフラー)

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