新潟市西蒲区

新潟県新潟市西蒲区でつくられるワインの特徴とは

   

新潟県新潟市西蒲区の気候・風土

西蒲区は新潟市の行政区の1つで、弥彦山の北東に広がる海沿いの地域だ。新潟市全域の1/4を占めるが、区域の約半分は水田が占める。

角田山の麓に広がる砂丘地帯に、有名ワイナリー「カーブ・ドッチ」を中心とした複数のワイナリーがまとまる「ワイン村」がある。

この地域はぶどうの生育時期である夏場の降雨量が少なく、水はけの良い砂質の土壌が良質のぶどうを生み出す。また、冬場の角田浜周辺は積雪がほとんどない。

角田山
CC 表示 3.0, https://ja.wikipedia.org/w/index.php?curid=1849955

新潟県新潟市西蒲区のワインの特徴

砂質の土壌により、香りと色、共に優れたぶどうが生育され、軽やかで繊細な味わいのワインとなる。

カーブ・ドッチ自社農園の砂丘に広がる畑には21種ものぶどうが植えられ、それぞれの特性を生かしたワインが醸造されている。

カーブ・ドッチでは、角田浜で栽培された品種それぞれの個性を最大に引き出した「セパージュ・シリーズ」、同社の醸造家・掛川氏の好みのワインを追求した個性的な「どうぶつ・シリーズ」など、いくつかのラインアップを展開。またワイン村内のカンティーナ・ジーオセットでは、イタリア品種のぶどうも栽培し、村全体で幅広いタイプのワインを醸造している。

代表的な生産者

西蒲区のワイン村は、ワインリゾートへの礎を築いた名ワイナリー「カーブ・ドッチ」の他、「ドメーヌ・ショオ」、「カンティーナ・ジーオセット」、「フェルミエ」という計4つのワイナリーで構成される。

カーブ・ドッチのワインは1000円台から4000円台の価格帯で販売されている。ワイン村は、滞在しながら楽しめるワインリゾートを目指し、宿泊施設とスパも備えている。越前浜にはレスカルゴというワイナリーもある。

エピソード

新興地域でのワインづくりは、その土地の土壌に最適なぶどうを探すことに尽きると語る掛川氏(カーブドッチ)。角田浜の土壌に最も合うのはスペイン品種のアルバリーリョとのことだ。

同ワイナリーで修行を重ねて独立する醸造家たちが、1つのワインリゾートを形成しながら、さまざまな品種のぶどうを使用して試行錯誤を重ねている。

新潟県新潟市西蒲区の代表的なワイン

・Bijou カベルネ・ソーヴィニョン/カーブ・ドッチ
シャルドネ/カーブ・ドッチ
メルロー/カーブ・ドッチ
・あなぐま/カーブ・ドッチ
・もぐら/カーブ・ドッチ
スパークリングワイン ブラン ド ブラン/カーブ・ドッチ

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