トゥーレーヌその他

コトー・デュ・ロワールワインの特徴とは

   

コトー・デュ・ロワールの気候・風土

コトー・デュ・ロワールはヴァル・ド・ロワールでは最北に位置するAOCのひとつだ。

ベルセの森や谷に囲まれた丘陵地に畑が広がる。丘陵地は南に向き十分な日照量があり、気候は穏やかだ。

地区によって、多くのミクロクリマがあり、繊細なぶどうが育つ。土壌は白亜質、斜面ではフリントが混じる粘土質となる。

Cabernet Franc@Chaintres

コトー・デュ・ロワールのワインの特徴

コトー・デュ・ロワールのワインは赤・白・ロゼとあり、赤ワインが最も多い。地元種ピノ・ドニスにカベルネ・フランやコット、ガメイを使用した、軽やかな赤ワインだ。

白ワインにはシュナン・ブランが使われ、独特の桃や花のアロマに黄金かかった色の辛口ワインとなる。特別にぶどうの出来の良い年にのみ造られる甘口のワインもある。白ワインについては、15年以上の熟成能力を持つが、赤とロゼは早飲みタイプだ。

代表的な生産者/当たり年

コトー・デュ・ロワール地域の生産者のうち、各方面に良い評価を得ているのは、ラ・グラッピエール、フランチーヌ・リレ、ジャン・マルク・リンボー、ドメーヌ・デュ・ロッシェ・ブルー、ドメーヌ・ル・メゾン・ルージュ、ドメーヌ・デュ・セザン、ドメーヌ・ミュセ・ルリール、ドメーヌ・デュ・ベリヴィエールなどが挙げられる。

ロワール地方のワインは、2005年、2002年、1996年、1990年、1989年の出来が良いと評価されている。

この地域で生産されるのは、日常的な価格・値段のワインがほとんどだ。

エピソード

コトー・デュ・ロワールは歴史が古く、中世にシトー派の修道僧により開墾された。その後ルイ14世の治世下でぶどう栽培が詳細に指示された。

ロワール地方のぶどう栽培は、多くの場所が修道院と密接な関わりを持った歴史がある。

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コトー・デュ・ロワールの代表的なワイン

・コトー・デュ・ロワール/ドメーヌ・ド・セザン
・コトー・デュ・ロワール・オニス/ドメーヌ・ド・セザン
・コトー・デュ・ロワール・レザン・コンフィ/ドメーヌ・ミュセ・ルリール
・ラファイエ/ドメーヌ・デ・ベリヴィエール

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