岡山県真庭市の気候・風土
真庭市は岡山県の中部にある県内最大の面積を占める自治体だ。
鳥取県との県境にある蒜山高原付近は冬の冷え込みが厳しく、また県北部の複数の地域が豪雪地帯に指定されている。
南部には湯原温泉、また勝山町並み保存地区があり、一帯が大きな観光エリアとなっている。
岡山県真庭市のワインの特徴
真庭市蒜山高原では、ひるぜんワインが山葡萄を原料としたワインを手掛けている。
高原に自生していた野生の山葡萄の木から、時間をかけて良質の山葡萄だけを選抜・栽培し、フランス産のオーク樽で熟成させてワインに仕立てている。
醸造されているのは山葡萄のみを使用したワインと、山葡萄とマスカット・ベーリーAをブレンドさせたワインの両方だ。
代表的な生産者
真庭市の代表的なワイン生産者といえば、ひるぜんワインとなる。1988年の創業以来、四半世紀にわたり山葡萄ワインを作り続けている。
山葡萄は野生植物であり、人工的な栽培やワイン醸造が難しいと言われる。
ひるぜんワインでは長年の研究の末に培った栽培技術により、ワインの他にジュースやジャムなども製造することに成功した。山葡萄にはポリフェノールがふんだんに含まれていると言われている。
ワインは1000~3000円前後の価格・値段で販売されている。
エピソード
蒜山高原は牧歌的な高原リゾートとしてよく知られている。
春の桜まつり、夏のひまわり畑や盆踊り、秋の山葡萄収穫祭、冬のスキーなど四季折々のレジャーや行事が多い。
ジャージー牛がよく知られ、日本国内のジャージー牛の約1/4が蒜山高原で飼育されている。
山葡萄ワインはジャージー牛製品や蕎麦、大根などとともに名産品に数えられる。
岡山県真庭市の代表的なワイン
・樽熟成 山葡萄 赤/ひるぜんワイン
・ひるぜん 赤/ひるぜんワイン
・ひるぜん ロゼ/ひるぜんワイン