鳥取県北栄町の気候・風土
北栄町は、鳥取県の中部に位置し、日本海に面している。
2005年に北条町、大栄町が合併し、それぞれの町名から1字ずつ取り北栄町という名前になった。海岸線には北条砂丘が広がっている。
主たる産業は農業で、西瓜、らっきょう、長芋などが栽培されている。
この地でワイン醸造を行う北条ワイン醸造所は、北条砂丘の水はけが良い土地をぶどう栽培に利用している。
鳥取県北栄町のワインの特徴
北条ワイン醸造所は、北条砂丘で甲州種、マスカット・ベーリーA種など、自社葡萄園でメルロ、シャルドネ、カベルネ・ソーヴィニヨンなどを栽培している。
砂丘土壌で育ち、山陰の風土で育ったぶどうの個性を生かすワイン醸造を心がけ、樽でしっかりと熟成させたワインを売りにしている。
国内のコンクール受賞歴のあるワインも多い。
代表的な生産者
北栄町のワイナリーといえば、北条ワイン醸造所の名前がまず挙げられる。
創業は昭和19年、西日本で最も長い歴史を持つワイナリーで、少量生産ながら良質なワインを作り続ける老舗だ。
北条ワイン醸造所の信念は、「量にはこだわらず、地元産ブドウにこだわり、より良い品質を求め付加価値のあるワインを造る」。特に良いぶどうが取れた年のみ作られるヴィンテージワインから、日常的な価格・値段のスタンダードワインまで、こだわりのラインアップをそろえている。
エピソード
砂地の水はけの良さと寒暖差という条件を兼ね備えたこの地では、100年以上前からぶどう栽培が行われてきた。
北条ワイン醸造所は第二次大戦中、軍事機器の材料に使う酒石酸の製造を目的とした軍需工場として設立されたが、敗戦後にワイン工場として再出発した。
鳥取県北栄町の代表的なワイン
・北条ワイン スタンダード 赤・白／北条ワイン醸造所
・北条ワイン コンコード／北条ワイン醸造所
・北条ワイン ヴィンテージ 赤・白／北条ワイン醸造所
・北条ワイン 砂丘 赤・白／北条ワイン醸造所
