ワイン用語集

ブルジョワ級

ブルジョワ級の意味/解説

ブルジョワ級(Bourjeois)とは、メドック地方の格付けの一種。クリュ・ブルジョワ(Crus Bourjeois)とも呼ばれる。

ブルジョワ級は、1855年に作られたメドック格付けの一つ下のカテゴリーとされているが、「優れたワインを格安で手に入れられる可能性が大きい」という理由から愛好家に注目されるようになっている。

1932年にボルドー商工会議所とジロンド県農業会議所により、1855年の特級格付けに漏れながらも、メドック地区で優れたシャトーにブルジョア級の名称を付けた格付けが与えられた。

当時、この格付けは国家としてのフランス公式のものではなく、その後の戦争の影響で一時は衰退を見せる。それが2000年になると農務省の省令により、ブルジョワ級の規定が詳細に定義され、2003年に正式に政府認定の公式格付けとなった。

ブルジョワ級の格付けは、メドックの格付けとは異なり、収穫後の2年後に定期的に審査が行われている。

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