グラン・クリュの意味/解説
グラン・クリュ(Grand Cru)とは、フランスワインの産地における畑の格付けのこと。一流のぶどう畑に送られる称号だ。
グラン・クリュが示す畑のクラスは地方によって異なるため、ひとことに「最高峰のワイン向けのぶどうを収穫できる畑」と言い切ることはできない。
特にボルドーのメドック地区では広い範囲で使われており、「グラン・クリュ・クラッセ」という第1級から第5級までの階級の格付けがある。
ブルゴーニュ地方の場合、「グランクリュ」は最高の特級畑を意味しており、ブルゴーニュ地方の畑の1%に満たないと言われている。
従って、グラン・クリュは特級ワイン、最上級のワインに使われるぶどうの採れる畑として位置づけられ、一級ワイン向けぶどうの採れる畑の呼称として「プルミエクリュ」が使われている。