混成酒の意味/解説
混成酒とは、醸造酒や蒸留酒、発泡性種類などの種類の分類のひとつ。ワインやスピリッツなどに香草、スパイス、糖分などを加えて造られる酒類だ。
混成酒には、醸造酒原料のものと、蒸留酒原料のものがある。醸造酒原料はヴェルモット、蒸留酒原料はリキュールが代表格。日本では、味醂も混成酒となる。
香草や薬草系のリキュールには、イタリア・ミラノ産の赤いリキュールであるカンパリやフランス・ボワロンの修道院で生まれたシャルトリューズ、スコットランド産のドランブイなどがある。
果実系リキュールの代表的なものでは、オレンジの果皮を使ったキュラソーやカシスを主原料とするクレーム・ド・カシスなどがある。その他、牛乳とアイリッシュウィスキーを混成したベイリーズ・オリジナル・アイリッシュ・クリームも有名だ。