ルビー・カベルネの意味/品種
ルビー・カベルネ(Ruby Cabernet)とは、カリフォルニア大学のブドウ学およびワイン学部門のハロルド・オルモ教授によって1936年に開発された品種で、カベルネ・ソーヴィニヨンとカリニャンの交配種である。主として量産される赤ワインのブレンドに用いられる。
オルモ氏の初期の研究成果のひとつは、カリフォルニアのワイン産業草創期にカベルネ・ソーヴィニヨンとカリニャン、グルナッシュなどを掛け合わせて、セントラルバレーのような暑い気候に耐えうる新種を作り出したことであった。また、世界中を調査してブドウの血統や進化の解明に心血を注ぎ、厖大な現地調査とブドウ品種収集のコレクションは最大級であり、世界的に名を知られる有名なブドウ研究科である。
“Ruby Cabernet – Winemakers Seal – Gallo family – E & J Gallo Winery” by viZZZual.com – originally posted to Flickr as Ruby Cabernet – Winemakers Seal – Gallo family – E & J Gallo Winery. Licensed under CC BY 2.0 via Commons.
ルビー・カベルネの特徴
若紫色をたたえた深紅の色合いが特徴的である。この品種を使ったワインはブルーベリーや熟したチェリーの香りと綺麗な果実味と酸味が楽しめるワインとなる。
味わいは少し土っぽい風味があるが、風味にそれほど強い個性はなく単一品種のワインが造られることはあまりなく、色が濃いために色づけなどを目的としてブレンドされることが多い。カベルネ系のブドウの長所とカリニャンの暑さに耐える性質を合わせもった品種として、手頃な価格で大量生産されるワインに重宝されている。
ルビー・カベルネの主な産地
この品種はカリフォルニアの温暖な気候で栽培が可能で、サンホアキンバレーやナパ・バレーでの栽培が盛んである。アメリカのカリフォルニアでは、この品種名を冠したブレンドワインも造られている。
この品種は南アフリカの熱い気候にも耐え得る。特にロバートソンでの栽培が成功例で、この品種を主としたミディアムボディのワインも造られている。
オーストラリアでは内陸寄りの暑い土地で多く栽培され、イギリスやデンマークに向けた輸出用ワインの原料としても使われている。
他に、メキシコやアルゼンチン、チリなどでも栽培されている。