畑の奥に見えるシャトー
ワイナリー

シャトー・オー・バージュ・リベラル

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シャトー・オー・バージュ・リベラル(Château Haut-Bages Libéral)は、フランス・ボルドー地方ポイヤックを代表する造り手のひとつです。名前は聞いたことがあっても、どんな土地で、どのような考え方のもとにワインを造っているのかまでは意外と整理しにくいものです。

この記事では、シャトー・オー・バージュ・リベラルの特徴、ワインづくり、代表的なワイン、歴史を分かりやすく紹介します。造り手の背景を知っておくと、ラベルだけでは見えにくい味わいの方向性や価格の理由も理解しやすくなります。

畑の奥に見えるシャトー
2022年11月のシャトーと、建物の手前に広がるブドウ畑(画像: Jefunky / CC BY-SA 4.0) Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0

シャトー・オー・バージュ・リベラルとは

産地とスタイル

シャトー・オー・バージュ・リベラルは、フランス・ボルドー地方ポイヤックの風土と深く結びついたワイナリーです。産地の気候、土壌、品種の個性を生かしながら、その地域らしさが伝わるワインを生み出しています。

緑の草に覆われたブドウ畑の畝間
畝の間に草を残した畑。2022年11月22日撮影(画像: Jefunky / CC BY-SA 4.0) Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0

評価される理由

畝の間を緑の草が覆う、晩秋のブドウ畑。オー・バージュ・リベラルを知る手がかりは、この足元にあります。生産者は畑に草を残し、生け垣や果樹を取り入れながら、ブドウ以外の植物や生き物も育つ環境を整えてきました。畑はポイヤックの約30ヘクタール。ジロンド川に近い石灰質の丘と、バージュ台地の深い砂利層という、性格の異なる土地を持っています。公式サイトの栽培品種はカベルネ・ソーヴィニヨン70%、メルロー30%。これは畑の構成で、ボトルに詰めるワインの配合とは別の数字です。

ワインづくりのこだわり

2021年の公式ワイン紹介には、樽とアンフォラを組み合わせる熟成方法が記されています。期間は16か月で、新樽40%、一度使った樽40%、TAVA社のアンフォラ20%という構成でした。樽熟成と聞くと木の容器だけを思い浮かべますが、このシャトーでは甕も使っています。掲載写真では、イタリアのテラコッタ製の甕と、リモージュの白い磁器製の甕を見比べられます。ただし撮影は2022年で、写真の容器すべてが2021年の購入商品に使われたとまでは確認できません。年別の説明と現場の写真を分けて見ると、造り手の選択がわかりやすくなります。

茶色の甕と白い磁器製の甕
イタリアのテラコッタ製とリモージュの磁器製の甕。2022年撮影の醸造設備(画像: Jefunky / CC BY-SA 4.0) Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0

代表的なワイン

Château Haut-Bages Libéral 2021(今回のAmazon掲載商品)

購入リンクは2021年の赤ワイン、750mlです。ブレンドはカベルネ・ソーヴィニヨン90%、メルロー10%。生産者は、バランスのよさとなめらかなタンニンをこの年の特徴に挙げています。これは公式の試飲コメントで、編集部の実飲評価ではありません。畑の品種構成よりもカベルネの比率が高く、その年の収穫と選抜を経て配合を決めている点に注目できます。掲載した2005年のボトル写真はラベルの参考資料で、リンク先の商品とは収穫年が異なります。

Château Haut-Bages Libéral 2016(比較用のヴィンテージ

2016年はカベルネ・ソーヴィニヨン70%、メルロー30%。公式ワイン紹介では、16か月の熟成と、新樽40%、一度使った樽60%という構成が確認できます。2021年と比べると、ブレンドにも熟成容器の配分にも違いがあります。同じシャトーでも毎年同じ造りではないため、別の年を選ぶときはヴィンテージごとの情報も確認したいところです。今回の購入リンクは2021年で、2016年の商品へのリンクではありません。

オー・バージュ・リベラル2005のボトル
2005年のボトル資料。購入リンクの2021年とはヴィンテージが異なります(画像: Christopher Moestue / CC BY 2.0) Wikimedia Commons / CC BY 2.0

ワイナリーの歴史

名前の前半はバージュの高い場所を指し、後半は18世紀初めの所有者リベラル家に由来します。1855年の格付けでは第5級となり、1982年にジャック・メルローが取得しました。2000年からは孫のクレール・ヴィラール・リュルトンが指揮を執っています。2007年からビオディナミと、畑に樹木を組み合わせるアグロフォレストリーを取り入れ、公式紹介資料によれば2019年ヴィンテージから有機認証を取得。現在の公式サイトにはDemeter認証も掲げられています。2017年にはセラーと歴史的建物の改修にも着手。現在は畑やセラーを巡る見学も案内されています。訪問するなら、公式サイトで最新の予約内容を確かめておきたいところです。

シャトー・オー・バージュ・リベラルを写真で見る

畑と館の図版を収めた古い資料
オー・バージュとクロワゼ・バージュを扱う歴史資料。現在の建物や畑を示す写真ではありません(画像: Rijksmuseum / CC0) Wikimedia Commons / CC0
館の図柄を印刷した2006年のコルク
2006年のコルク資料。シャトー名と館の図柄が見えます(画像: Geographer / CC BY-SA 4.0) Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0

シャトー・オー・バージュ・リベラルのおすすめワイン

この記事にはAmazonアソシエイトリンクが含まれます。

シャトー・オー・バージュ・リベラルの味わいを知るなら、まずは代表的な銘柄から選ぶのがおすすめです。

シャトー・オー・バージュ・リベラル 2021 赤 750ml

シャトー・オー・バージュ・リベラルらしさを感じやすい1本として、ヴィンテージや販売者、配送条件を確認しながら選びたい候補です。

シャトー・オー・バージュ・リベラル 2021 赤 750mlをAmazonで見る

まとめ

シャトー・オー・バージュ・リベラルは、フランスのワインを知るうえで押さえておきたい造り手です。産地の個性、歴史、代表的なワインを知っておくと、ボトルを選ぶときの判断材料が増えます。まずは代表的なキュヴェのスタイルを確認し、料理や熟成感の好みに合わせて選ぶとよいでしょう。

参考情報








編集情報

この記事はWine Bazaar編集部が、公開情報・取材情報・商品情報を確認し、読者がワインを選びやすくなることを目的に作成しています。内容は必要に応じて更新します。

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