木張りの建物とテラスを写した2012年の写真
ワイナリー

シャトー・クレール・ミロン

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シャトー・クレール・ミロン(Château Clerc Milon)は、フランス・ボルドー地方ポイヤックを代表する造り手のひとつです。名前は聞いたことがあっても、どんな土地で、どのような考え方のもとにワインを造っているのかまでは意外と整理しにくいものです。

この記事では、シャトー・クレール・ミロンの特徴、ワインづくり、代表的なワイン、歴史を分かりやすく紹介します。造り手の背景を知っておくと、ラベルだけでは見えにくい味わいの方向性や価格の理由も理解しやすくなります。

木張りの建物とテラスを写した2012年の写真
2012年に撮影されたシャトーの木張りのテラスと建物(画像: Tomas e / CC BY-SA 3.0) Wikimedia Commons / CC BY-SA 3.0

シャトー・クレール・ミロンとは

産地とスタイル

シャトー・クレール・ミロンは、フランス・ボルドー地方ポイヤックの風土と深く結びついたワイナリーです。産地の気候、土壌、品種の個性を生かしながら、その地域らしさが伝わるワインを生み出しています。

砂利質の畑でブドウを小さな収穫箱に入れる情景イメージ
公式資料を参考にした手摘み収穫の情景イメージ。実際の収穫作業の記録写真ではありません(画像: Wine Bazaar)

評価される理由

ポイヤックのムセ地区に約41ヘクタールのまとまった畑を持つ、1855年格付け第5級のシャトー。ジロンド川を望む砂利質の斜面と、その下にある粘土・石灰質の地層が畑の個性です。2016年のグラン・ヴァンはカベルネ・ソーヴィニヨン55%、メルロー29%、カベルネ・フラン13%に、プティ・ヴェルド2%とカルメネール1%を合わせています。黒い果実やスパイスの香りを、引き締まった骨格とともに楽しめる一本です。

ワインづくりのこだわり

ブドウは小さな容器を使って手摘みし、選果後は重力を生かして発酵槽へ運びます。2011年に完成した木張りの建物には、区画に合わせて使い分ける二重壁のステンレスタンク40基と樽貯蔵庫があります。グラン・ヴァンは通常およそ18か月樽で熟成。設備の話だけでなく、畑ごとのブドウを分けて扱い、最後にブレンドでバランスを整えることが味わいにつながります。

自然光の入る醸造室にステンレス製の発酵槽が並ぶ情景イメージ
公式資料を参考にした醸造室の情景イメージ。実際の設備の記録写真ではありません(画像: Wine Bazaar)

代表的なワイン

シャトー・クレール・ミロン 2016

購入リンクと同じ2016年ヴィンテージ。カベルネ・ソーヴィニヨン主体で、ブラックベリーやブルーベリー、リコリス、胡椒などの香りが重なります。しっかりした赤を飲みたい日の牛肉料理や熟成チーズと合わせてみたい一本です。ヴィンテージと容量は購入前に商品ページで確認してください。

パストゥーレル・ド・クレール・ミロン 2016

シャトーのセカンドワイン。2016年はカベルネ・ソーヴィニヨン52%、メルロー48%の構成です。グラン・ヴァンとの違いを比べたいときには、同じ年を選ぶと品種の配分や口当たりに目を向けやすくなります。

シャトー・クレール・ミロン 2021

別の年を試すなら2021年も比較材料になります。公式情報ではカベルネ・ソーヴィニヨン59%、メルロー28%に、カベルネ・フラン、カルメネール、プティ・ヴェルドを合わせています。年ごとの配分や熟成段階で印象が変わるため、2016年と同じ味わいとは考えずに選びましょう。

シャトー・クレール・ミロン2016年のラベル
2016年ヴィンテージのラベル資料。購入時は出品商品の表記も確認してください(画像: Gershowitz / CC BY-SA 4.0) Wikimedia Commons / CC BY-SA 4.0

ワイナリーの歴史

クレール家が所有していた記録は18世紀末にさかのぼり、19世紀半ばに現在の「クレール・ミロン」の名になりました。1855年のメドック格付けでは第5級に選ばれ、1970年にバロン・フィリップ・ド・ロスチャイルドが取得。畑と醸造設備への投資が進みました。ラベルの二人の踊り手は、ワインを探すときにも目印になります。

シャトー・クレール・ミロンを写真で見る

2012年のシャトーの樽貯蔵庫に並ぶ木樽
2012年に撮影されたシャトーの樽貯蔵庫(画像: Tomas e / CC BY-SA 3.0) Wikimedia Commons / CC BY-SA 3.0
19世紀のシャトー・クレール・ミロンを写した写真資料
1860年代ごろの建物を伝える資料写真。現在の外観ではありません(画像: Rijksmuseum / CC0) Wikimedia Commons / CC0
シャトー・クレール・ミロン2005年を注いだグラス
2005年のグラス写真。購入リンクの2016年とは異なるヴィンテージです(画像: Tomas e / CC BY-SA 3.0) Wikimedia Commons / CC BY-SA 3.0

シャトー・クレール・ミロンのおすすめワイン

この記事にはAmazonアソシエイトリンクが含まれます。

シャトー・クレール・ミロンの味わいを知るなら、まずは代表的な銘柄から選ぶのがおすすめです。

シャトー・クレール・ミロン 2016 赤ワイン 750ml

シャトー・クレール・ミロンらしさを感じやすい1本として、ヴィンテージや販売者、配送条件を確認しながら選びたい候補です。

シャトー・クレール・ミロン 2016 赤ワイン 750mlをAmazonで見る

まとめ

シャトー・クレール・ミロンは、フランスのワインを知るうえで押さえておきたい造り手です。産地の個性、歴史、代表的なワインを知っておくと、ボトルを選ぶときの判断材料が増えます。まずは代表的なキュヴェのスタイルを確認し、料理や熟成感の好みに合わせて選ぶとよいでしょう。

参考情報








編集情報

この記事はWine Bazaar編集部が、公開情報・取材情報・商品情報を確認し、読者がワインを選びやすくなることを目的に作成しています。内容は必要に応じて更新します。

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