特徴・ポイント
ボデガ・ノートン(BODEGA NORTON)はアルゼンチンのワイナリー。アンデス山脈の麓に位置し、「太陽とワインの州」と呼ばれるメンドーサ地区でワインをつくっている。ボデガ・ノートンのワインは、低価格にもかかわらず高品質で、コストパフォーマンスに優れている。2011年には、ベスト・ニューワールド・ワイナリー・オブ・ザ・イヤーにノミネートされ、「アルゼンチンのワインづくりをリードする存在」「最も親しみやすく賞賛すべきワインを造っている」と世界的に評価された。
ワインづくりのこだわり
アルゼンチン最高品質のワインを、多くの人に楽しんで欲しいという思いで、親しみやすいワインを造っている。メンドーサ地区は、標高が高く、アンデス山脈から吹き下ろす風で乾燥しているため、病害虫が発生しない。このため、除草剤や殺虫剤を使わないオーガニックな栽培が可能だ。またアンデスの雪解け水で灌漑することで、ミネラルが豊かなワインを造っている。
代表的なワイン
ボデガ・ノートン・エクストラ・ブリュット
ボデガ・ノートン・エクストラ・ブリュットは、発泡性の辛口白ワイン。シャルドネとシュナン・ブランを使用している。洋梨などの香りが豊かで上品な味わい。後味がすっきりとしているワインだ。このほかにドゥミ・セック、ブリュット・ロゼ、コセチャ・エスペシアルといった発泡性ワインもある。
ボデガ・ノートン・プリヴァーダ
「プライヴェート」に由来する名を持つボデガ・ノートン・プリヴァーダは、もともとワイナリーの家族が親しい友人達にふるまっていたワイン。フレンチオークの新樽で16カ月熟成させたワインは、ブラックチェリーやスモークの香りをまとい、濃厚な果実味とまろやかなタンニンを楽しめる。
ボデガ・ノートン・バレル・セレクト・シャルドネ
バレル・セレクトシリーズの1本。バレル・セレクトシリーズは、樹齢15年以上のぶどうを使用し、フレンチオークの新樽で12カ月熟成してつくられる。シャルドネのほかに、マルベック、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルローがある。バレル・セレクト・シャルドネは、りんごや桃の甘い香りとすっきりとした酸味を持ち、エレガントなワインだ。
ワイナリーの歴史
ボデガ・ノートンは、イギリスのエンジニアであったエドモンド・ジェームズ・パーマー・ノートン氏が、1895年にアルゼンチンのメンドーサ地区に設立したワイナリー。現在はクリスタル・ガラスで有名なスワロフスキー社が所有している。
首都ブエノス・アイレスから西へ1000km、アンデス山脈の麓に位置するメンドーサ地区に、最先端の設備を備えたワイナリーを構えている。低価格ながら非常に洗練された味わいで高品質を誇ると評されるボデガ・ノートンのワインは、60カ国以上に輸出されている。
現在、ボデガ・ノートン・プリヴァーダや、バレル・セレクトシリーズ、バラエティシリーズ、ロ・タンゴシリーズ、スパークリングワインといったシリーズをリリースしている。