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特徴・ポイント
グラント・バージ(GRANT BURGE)は、オーストラリアのバロッサ・バレーで家族経営を貫いているワイナリー。オーストラリアの中でトップ10に入る優秀なワイナリーとして有名で、著名なオーストラリア・ワインのガイドブック『ジェームス・ハリディ・ワインガイド』では最高の5つ星を獲得している。カンタス航空国際線のビジネスクラスで採用されたスパークリングワインもある。
ワインづくりのこだわり
「最良のものをつくること」という理念の下、グラント・バージでは経験豊かなぶどうの栽培専門家チームと栽培農家が協力し、ぶどうの品質を最高レベルに維持している。それぞれのぶどう品種に適した土地で栽培し、収穫量も少量にコントロールすることで、最高のぶどうをつくり、高品質なワインを生産している。
代表的なワイン
グラント・バージ・ピノノワール・シャルドネ・ブリュット
ピノ・ノワールとシャルドネを使用した辛口の白スパークリングワイン。洋梨やリンゴ、グレープフルーツの新鮮な香りを持つ。豊かな果実味と程よい酸、ほのかな甘みのバランスが良い。細かくクリーミーな泡が立ち昇る、飲みやすいワインだ。
グラント・バージ・モスカート・ローザ・フリッツァンテ
マスカット・ゴールド・ブランコを主要品種にホワイト・フロンティニャックやリースリングなどをブレンドしたスパークリングロゼワイン。バラやムスクといった魅惑的な香りを持つ。ベリーやチェリーの果実味と酸のバランスが良いワインだ。
グラント・バージ・バロッサ・ヴァインズ・シラーズ
バロッサシリーズは、グラント・バージの原点と言われるワイン。アメリカンオークやフレンチオークで12カ月熟成している。このグラント・バージ・バロッサ・ヴァインズ・シラーズは、紫に近い深い赤色で、チェリーやバニラの香りを持つ。熟したベリーの果実味に適度なタンニンと酸が爽やかな後味をつくり出す。
ワイナリーの歴史
グラント・バージは、ワイン銘醸地として知られる南オーストラリア・バロッサ・バレーで1855年からワインをつくり続けている。一家の5代目にあたるグラント・バージ氏が1988年に、バロッサ・ヴァレーの中心部ジェイコブスクリークにある町、セラー・ドアにワイナリーを設立した。
多くのワイナリーが大手資本の傘下となる中、グラント・バージは家族経営を続けている。古くから家族経営を続けるグラント・バージが所有する畑では、樹齢80年を超えるぶどうが15%を占め、樹齢100年を超えるものもある。ほかのぶどうも10年から50年以上の樹齢を誇り、こうした歴史あるぶどう畑から高品質のワインを生み出している。