INDEX
特徴・ポイント
サンソヴィーノ(Sansovino)は、イタリア・ヴェネト州南東部に位置する、ぶどう農家が設立した生産者組合だ。さまざまなぶどう品種を使用し、年間約25万キロリットルのワインを製造している。
ワインづくりのこだわり
ヴェネト州の土着品種のぶどうに加え、国際品種も含めた多くのぶどう品種を使用している。また、最近ではイタリアの有機栽培鑑定機関(ICEA)が認めた、農薬や化学肥料を使わない有機農法で育てたぶどうを使ったワインづくりを進め、注目を集めている。
代表的なワイン
サンソヴィーノ ヴェネト・カベルネ・ソーヴィニヨン・オーガニック
スミレとカシスのような香りが感じられる、有機農法のぶどうでつくられたミディアムボディの赤ワイン。果実味あふれるやさしい味わいと酸味が特徴である。
サンソヴィーノ メルロー・アルドブランディーノ
メルロー種を100%使用した、フルーティーな辛口赤ワイン。芳醇でシャープな味わいの中に感じられる豊かな果実香のバランスが取れた逸品だ。
サンソヴィーノ ラボソ
ヴェネト州で栽培されているラボソ種だけを使い、オーク樽で長期間熟成させたフルボディの辛口赤ワイン。マラスカチェリーやスミレを思わせるアロマと柔らかく豊かなタンニンが魅力的なワインだ。
ワイナリーの歴史
ヴェネツィアから50kmほどのヴェネト州にあるサンソヴィーノは、ヴェネト州南西部のぶどう栽培農家により設立された生産者組合で、1950年からワインづくりを開始した。
組合に加入するぶどう生産農家が栽培する土着品種だけではなく、メルローやカベルネソーヴィニヨンなど国外のぶどう品種を用いてワインづくりを行っているのがサンソヴィーノの特徴と言える。また、近年では有機農法で育てたぶどうを使ったワインづくりも行っており、その高い品質は国際的なワインコンテストで高評価を受けている。
サンソヴィーノの名は、ヴェネツィアなどに数々の建築物を残したルネサンス期の芸術家・建築家であるヤーコポ・サンソヴィーノに由来する。ヴェネツィアを代表する偉人の名を冠することで、ワイナリーが位置するヴェネト州との密接な繋がりを表している。