特徴・ポイント
オー・フルニエは、2000年にチリ・メンドーサで設立されたワイナリーである。イギリスのワイン誌『デキャンタ』において「世界のトップ100ワイナリー」に選ばれるなど、歴史が浅いながらも世界中で高い評価を受け「ライジングスター」と評されるにふさわしい活躍を見せている。チリ以外にもアルゼンチン、スペインにワイナリーを構えている。
ワインづくりのこだわり
「ニューワールドワインとヨーロッパワインの融合」「テロワール、気候の探索」をモットーとしている。オー・フルニエのワインには厳選された手摘みされたぶどうを使用し、ワイナリーには徹底した品質管理のための最新技術を導入している。
代表的なワイン
オー・フルニエ
ワイナリーの名が付けられた、オー・フルニエのフラッグシップであるフルボディ赤ワイン。ブラックチェリーやスパイスのような香り、プラムやスミレの花を思わせる濃厚な味わいと樽由来の豊かなアロマが長く続く。
オー・フルニエ アルファ クルックス レッド
凝縮されたドライフルーツやオーク樽由来の香りとバランスが取れたコク深い味わいが魅力。口当たりもなめらかで、スパイシーな余韻がある。
オー・フルニエ アーバン ウコ ブレンド
テンプラニーリョとマルベックのブレンド。多彩なフルーツのリッチな味わいとチェリーや花を思わせるアロマ、程よい酸のフレッシュさとしなやかな口当たりが特徴である。アーバン・ウコには他に、シャルドネやトロンテス、ソーヴィニヨン・ブランなどの単一品種がラインアップされている。
ワイナリーの歴史
元金融マンのスペイン人ホセ・マヌエル・オルテガ・ジル・フルニエ氏がワインの世界に関わったのは、当初は投資目的だった。ワイン造りの世界に魅せられたことで、チリのワイン銘醸地と呼ばれるメンドーサのワイナリーを購入し、2000年にオー・フルニエを設立するに至った。
オー・フルニエでは、メンドーサの最高の畑で栽培した高品質のぶどうを使用し、加えて高いポテンシャルを持った醸造チームを揃えている。設備投資も積極的に行い、最新設備が整ったワイナリーの80%は、寒暖差の厳しい気候においても一定の温度を保てる地下に建設するなど、研究設備が併設された革新的な施設だ。
こうして最新鋭の設備を駆使して生産されるオー・フルニエのワインが国際的な評価を得るまでには、時間はかからなかった。チリ、アルゼンチン、スペインの計3カ所にあるワイナリーで生産されたワインは、ワイン専門誌でも高評価を受ける常連となっている。創業者のホセ・マヌエル・オルテガ・ジル・フルニエ氏自身もワイン業界で影響力のある50人に選出されており、オー・フルニエは世界中のワイン愛好家が注目するワイナリーだ。