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特徴・ポイント
カリフォルニアワインの一大産地・ナパ・バレーの中でも銘醸地とされるラザフォード地区に位置し、5世代に渡ってワインづくりを行っているレイモンド(RAYMOND)。『ワインエンスージアスト』誌が開催する「ワインスターアワーズ」において「アメリカン・ワイナリー・オブ・ザ・イヤー」に、『ワインスペクテイター』誌でベストバイに選出されるなど、非常に高い評価を受けているワイナリーである。
ワインづくりのこだわり
良質のカベルネ・ソーヴィニヨンやメルローが収穫されるナパ・バレーのテロワール、レイモンド家の伝統を守りながら気鋭のワインメーカーを招聘し、高い実力を持つワインづくりを行っている。
代表的なワイン
レイモンド Rコレクション カベルネ・ソーヴィニヨン
赤い果実のリッチな香りと繊細な味わい、スムースなタンニンとのバランスがよく取れている赤ワインだ。カリフォルニア州各地で収穫されたぶどうを使用し、それぞれの産地の特性が深い味わいを作り出している。
レイモンド リザーヴ セレクション シャルドネ
レイモンドのフラッグシップである白ワイン。青りんごや桃、柑橘類を思わせるフレッシュな味わい、辛口でキレのよい香りを楽しめる。適度な酸味と梨を思わせる香りの余韻が長く続く。
レイモンド リザーヴ セレクション メルロー
丁寧に管理、栽培され、厳しいチェックを受けた高品質のぶどうを使用。ベリーやリコリス、チェリーの繊細な香りとフレンチオーク樽由来のスパイス香、長く続くマイルドなタンニンとの優れた調和と後味の良さが魅力的。
ワイナリーの歴史
レイモンドの歴史は、1933年にレイモンド家がナパ・バレーに居を構えたことから始まる。ナパ・バレー最古のワイナリーである名門ベリンジャーでワインメーカーとして働き始めたロイ・レイモンド氏は1936年、ベリンジャー社の創業者の孫娘マーサと結婚した。ベリンジャー家とのつながりを持ったレイモンド家は、ベリンジャー社が売却される際に独立。2人の息子と共にレイモンドの名を冠し、90エーカーの自社畑を所有するワイナリー「レイモンド・ヴィンヤーズ」を1970年に設立した。
1974年、「レイモンド・ヴィンヤーズ」として最初のワインをリリース。その後、レイモンドのシャルドネがアメリカ大統領主催の歓迎昼食会に選ばれるなど、その実力は高い評価を受けることとなった。
2010年、すでにいくつかのワイナリーで活躍していた女性ワインメーカーのステファニー・パットナム氏を招聘。彼女の尽力により、レイモンドのワインはさらに国際的な評価を高めている。