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特徴・ポイント
ドメーヌ・カズ(Domaine Cazes)は、フランス最大のビオディナミワイン(有機ワイン)生産者である。所有する220haの畑すべてにおいて化学肥料や薬品に頼らず、微生物の力を引き出して土壌を活性化するビオディナミ製法を採用している。その品質は、300以上もの受賞歴やワイン評価本『ル・クラスマン』での高評価によって証明されている。
ワインづくりのこだわり
自然本来の生態系を守りながら土壌が持つ本来の活力を引き出して育まれた、健全なぶどうを使用。ビオディナミ製法を実践した良質なワインを生産している。
代表的なワイン
ドメーヌ・カズ エゴ A.C.コート デュ ルーシヨン ヴィラージュ
ステンレススチールタンクで18ヵ月間熟成されたフルボディの赤ワイン。黒い果実とスミレの花とスパイス、チョコレートのようなアロマとふくよかなぶどう本来の果実味、柔らかなタンニンのバランスが良い。
ドメーヌ・カズ アルテ A.C.コート デュ ルーシヨン ヴィラージュ
フレンチオーク樽で12ヵ月熟成された甘い香りが最大の特徴である。カシスやブラックベリーなどの黒い果実とスパイスの香り豊かな、洗練された熟成を感じられる1本。
ドメーヌ・カズ リヴザルト グルナ A.C.ミュスカ ド リヴザルト
ビオディナミ製法で作られた天然甘味ワイン。美しい輝きのガーネット色の中に、しっかりとしたタンニンと上品な甘さを感じられる。極甘口の白ワイン「ミュスカ ド リヴザルト A.C.ミュスカ ド リヴザルト」もラインナップされている。
ワイナリーの歴史
ラングドック・ルーシヨン地方の中心、リヴザルトに位置するドメーヌ・カズは、1895年にミシェル・カズにより創設された。1927年、ミシェルの息子エメが8haのぶどう畑を購入したことから、ドメーヌとしての歴史が始まる。ドメーヌ・カズは隣接するぶどう畑の購入を続け、1950年までには所有する畑が40haにまで広がった。
1971年、エメの息子であるベルナールが、ワイン醸造の世界的権威でもあるボルドー大学のエミール・ペイノーとパスカル・リブロー・ガイヨンの元で近代的な醸造技術を習得。そしてベルナールの兄アンドレの経営、マーケティングによって、ドメーヌ・カズは「ルーシヨンの雄」と称されるドメーヌへと進化を遂げた。
1994年からは除草剤や殺虫剤、化学肥料を使わない栽培法を採用し、オーガニック製品認定期間であるエコセールの認証を取得。そして1997年からはすべてのぶどうにビオディナミ製法を採用している。
ドメーヌ・カズは現在220haの畑を所有し、ルーシヨンの豊かな土壌が持つ力を最大限に活かした高品質なワインを送り出している。