ボルドー, ワイナリー

ドゥルト

特徴・ポイント

フランス・ボルドーにて70以上のシャトーと独占契約を結び、世界80カ国以上にワインを輸出するトップネゴシアンのひとつ。9つのシャトーを運営し、約500haのぶどう畑を管理して、高品質のワインをつくり続けている。

ワインづくりのこだわり

土地の土壌分析を行い、畑の詳しい地図をつくって区画を管理し、品種や密植度の選択まで指導を行う。それにより、テロワールを最大限に引き出したワインをつくる。

代表的なワイン

ドゥルト ヌメロ・アン・ブラン

「ナンバーワン」の意味を持つドゥルトの代表的ワイン。1980年代にボルドー大学のドゥニ・デュブルデュー教授と共同で開発した。ソーヴィニヨン・ブラン100%で、柑橘系果実の香りと爽やかな酸味が魅力の華やかなワインだ。

ドゥルト シャトー・ラ・ガルド・ルージュ

マルティヤック南部にある「シャトー・ラ・ガルド」でつくられる辛口のミディアムボディ。黒い果実のアロマ、スパイスにオーク樽の香りが溶け合い、複雑な味わいを醸し出す。濃縮されたタンニンを感じられ、長期の熟成も楽しめる。

エサンス・ド・ドゥルト

ドゥルトが所有する4つのシャトー230haの畑から、厳選された14haの畑のみで採れるぶどうを使用してつくている。毎年6000本限定で生産されるプレミアムワインだ。カンゾウやミントにブラックチェリーの香りが調和し、洗練されたタンニンを感じられる。

ワイナリーの歴史

ドゥルト(DOURTHE)の創業は1840年。ホテル経営者だったピエール・ドゥルト氏が、フランス・ボルドーでワインセラーの事業を始めたことによる。1929年には、最初のシャトーである「シャトー・モーカイユ」を手に入れ、土地のテロワールを引き出すワインづくりを行い、将来の発展の基盤を築いた。

2007年にシャンパーニュ・メゾンのティエノの一員となり、パトリック・ジェスタン氏がCEOに就任。たゆまぬ試行と革新を行うドゥルトは、栽培・醸造に関わる実験や公的機関との連携など、常に品質向上に努めている。

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