特徴・ポイント
カリテラ(Caliterra)は、チリの名門エラスリス家とカリフォルニアワインの育ての親と称されるロバート・モンダヴィによって設立された、チリが誇るセーニャ、アルボレダという2つのプレミアムワインを生産するワイナリーである。チリワインの銘醸地であるコルチャグア・バレーに約1085haのぶどう畑を所有している。
ワインづくりのこだわり
ぶどうの成熟度合いなどから収穫時期をきめ細かく管理したぶどう栽培を行っている。また、コルチャグア・バレーのテロワールを尊重しながら環境に配慮をしたワインづくりに努めている。
代表的なワイン
カリテラ トリビュート カベルネ・ソーヴィニヨン
黒い果実を思わせる香りに、シナモンや黒こしょうなどのスパイスのニュアンスを感じる。柔らかいタンニンとキレのよい酸、コクのある味わいが特徴のフルボディの赤ワインだ。同シリーズにはカルメネールやシラー、ソーヴィニヨン・ブランなどがある。
カリテラ レセルヴァ メルロー
チェリーやラズベリー、カシスのようなジューシーな果実味と豊かなフルーティーな香りが広がる。ボリューム感のある口当たりと酸味で、余韻が長く続く。
カリテラ エディション リミターダ A
エレガントな花、すぐりやザクロの果実を思わせる香りにタイムやローズマリーなどのハーブ、黒こしょうのニュアンスを感じられる。複雑なブレンドが生み出すフレッシュでキレのよい豊かな果実味が魅力だ。
ワイナリーの歴史
カリテラは1996年、エラスリス家とロバート・モンダヴィとのパートナーシップによって誕生したワイナリーである。「カリテラ」というワイナリー名は、スペイン語の「品質(Calidad)」と「大地(Tierra)」を組み合わせた「大地の品質」という意味を持つ。
カリテラが本拠地とするコルチャグア・バレーは、2005年に『ワイン・エンスージアスト』誌において、もっともすぐれたワイン生産地である「ワイン・リージョン・オブ・ザ・イヤー」に選出された。ワイナリー名である「大地の品質」のまま、自然環境に配慮したワインづくりを行っている。所有するエステートの75%では自然をそのまま残し、有機農法も導入。ワインラベルやスクリューキャップ、カートンにリサイクル資源からできた素材を使用するなど、環境に配慮しながら高品質なワインづくりを続けている。