特徴・ポイント
ボデガス カロ(Bodegas Caro)は、フランス・ボルドーの名門シャトーを擁するラフィットグループのドメーヌ・バロン・ド・ロートシルト、アルゼンチンの銘醸地であるメンドーサに位置するアルゼンチン最大級のワイナリーであるカテナとの提携によって生まれたブランドである。
ワインづくりのこだわり
「畑の中のエレガンスをワインで実現する」をモットーとしている。カテナ社の自社畑のみならず、優良ぶどう農家と提携して常に最良のぶどうを使用。最新設備を備えたセラーで、フランスとアルゼンチン2つの国と文化を超える絶妙な調和のワインを生み出している。
代表的なワイン
ボデガス カロ アルマ マルベック
ボデガス カロ10周年を記念して誕生したワイン。完熟した赤い果実やブルーベリーを思わせる香りとバランスの良い凝縮された果実味、エレガントなタンニンと酸味のバランスに優れている。「アルマ」とは、メンドーサ地方の原住民族の言語「ケチュア語」で「夜の力」を意味する。
ボデガス カロ アマンカヤ
アンデスの高地に咲く小さな花の名を冠したフルボディ赤ワイン。マルベックとカベルネ・ソーヴィニヨンを使用し、フレンチオーク樽由来のタバコやチョコレート、バニラのような上品なアロマとラズベリーやブラックチェリー、野いちごを思わせる果実味と長く残る余韻が特徴だ。
ボデガス カロ カロ
ラフィットで作られたオーク樽で18ヶ月熟成された、ボルドースタイルとアルゼンチンらしさが融合されたボデガス カロを象徴するワイン。ベリーやバラの花などの複雑な香りとエレガントでしなやかな味わいが魅力だ。
ワイナリーの歴史
フランスで長い歴史を誇るワイナリーグループのドメーヌ・バロン・ド・ロートシルト、アルゼンチン最大手ワイナリーのカテナ、この2つの名門が意気投合してジョイント・ベンチャーを始動させたのは1998年。その翌年にはフランスとアルゼンチンの文化が融合・調和したワインを生み出すことを目的としたボデガス カロが誕生した。CAROという社名は、カテナ、ロートシルトそれぞれの頭文字を組み合わせて名付けられている。
長年の歴史で培われた知識を元に、両社は協力してワインづくりを開始する。メンドーサのテロワールを知り尽くしたカテナはぶどう畑の選定、ロートシルトは上質のワインづくりに欠かせないブレンドに関するノウハウを提供。そして2000年にファーストヴィンテージ「カロ」がリリースされた。
2003年、「カロ」と同じくロートシルトとカテナの絶妙な調和から生まれた「アマンカヤ」の生産を開始。さらに2010年にはアルゼンチンを代表するぶどう品種マルベックを使用したアルマをリリースした。
ボデガス カロでは2国の文化とワインづくりへの知識の融合に加え、メンドーサのテロワールを生かした唯一無二のアイデンティティを持つワインを生産するため、最高の環境で良質なブレンドと熟成を行うためのワイナリーの拡張を行っている。