特徴・ポイント
ポルトガルの代名詞ともいえる「ポートワイン」を代表するブランドとして知られるグラハム(Graham’s)。100年以上の長い歴史を誇り、『ワインスペクテイター』誌などのワイン評価誌での高ポイント、「インターナショナル・ワイン・チャレンジ」での金賞受賞など、国際的な評価も高い。
ワインづくりのこだわり
ドウロ川流域で栽培された最高品質のぶどうを使用している。グラハム家のモットーは、「忘れてはならない」。これはグラハムが位置するドウロ川流域のテロワールとワイナリーの歴史とのかかわり、過去への敬意と未来への自信を表している。
代表的なワイン
グラハム マルヴェドス ヴィンテージ
ブラックチェリーなどの黒い果実の甘く豊かな香りとしっかりとした果実味が特徴のヴィンテージポート。長期間の瓶内熟成を加えるこの高品質なポートワインは、過去20年間で世界の国際ワインコンクールで14個もの金賞を獲得している。
グラハム トゥニー 40年
深い琥珀色にオレンジピールやシナモンを思わせる香り、オーク樽での約10年の熟成で生まれたプルーンやレーズン、いちじくのようなリッチな味わいが魅力だ。
グラハム シックス グレープス
その名の通り、6種類のぶどうから作られるポートワイン。熟した桃、ブラックベリーのような香りと複雑な味わい、長めの余韻を楽しめる。
ワイナリーの歴史
1820年、ポルトガル北西部のポルトにおいて織物商取引を行っていたウィリアム・グラハム氏とジョン・グラハム氏の兄弟が、債務の支払いとして27バレルのポートワインを受けとったことをきっかけに、グラハムのポートワインづくりの歴史が始まった。
グラハムは19世紀末にドウロ川流域の土地を購入。この地で生まれたポートワインは、グラハムのヴィンテージポートを代表するものとなっている。
1970年、グラハムは名門シミントン一族に買い取られ、かつてグラハム社に貢献したことがあるアンドリュー・ジェイムズ・シミントン氏の孫にあたるジェイムズ・シミントン氏がグラハムの経営に携わっている。