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特徴・ポイント
ウィリアム・ハンバート(Williams&Humbert)はスペイン最大のワイン醸造所ボデガを持つ、ワイン・シェリー生産におけるトップメーカーだ。世界中のシェリー愛好家に高い評価を受け、世界約100カ国に輸出されている。
ワインづくりのこだわり
ぶどうの収穫から出荷まで一貫して自社で管理しており、100年以上に及ぶ歴史で培われた伝統と知識、最新鋭の技術を駆使して最高のシェリーづくりを実践している。
代表的なワイン
ウィリアム・ハンバート・コレクション ドン・ソイロ・フィノ
厳選したパロミノ種のファーストプレスのみを使用し、ホワイトオーク樽で最低8年間熟成。アーモンドを思わせる複雑なアロマとエレガントで長く続く余韻が魅力の辛口シェリーだ。
ウィリアム・ハンバート・コレクション ドン・ソイロ・アモンティリャード
フィノは全面に酵母の膜フロールを生じさせるが、アモンティリャードは樽の上面の70~80%しかフロール生じないものを12年かけて熟成する。長い熟成期間で生まれるローストしたような複雑で芳醇な香りと酸味、ほのかな甘さを感じられる。
ウィリアム・ハンバート・コレクション ドン・ソイロ・クリーム
パロミノとペドロ・ヒメネスをブレンドした甘口のシェリー。ドライフルーツやナッツ、レーズンなどが香る、コクと甘みが強いオロロソ・タイプだ。滑らかな口当たりで余韻が魅力的である。
ワイナリーの歴史
ウィリアム・ハンバートは1877年、シェリー愛好家のアレクサンダー・ウィリアムズ氏と国際情勢の専門家アーサー・ハンバート氏によってスペイン南部アンダルシア州ヘレス・デ・ラ・フロンテーラに設立された。
1960年代、別のワイナリーでワインづくりを行っていたメディナ家のサポートを受けるようになり、やがてメディナ家はウィリアム・ハンバートのパートナーとなる。1970年代、オランダの多国籍企業ロイヤル・アホールドとパートナーシップ契約を結び、国際的にもシェリーのつくり手として広く知られることとなった。
現在、ワイナリーでは最新の醸造設備とヨーロッパ最大の熟成庫を所有し、創業当初から変わらない高品質のシェリー生産を続けている。