特徴・ポイント
ブルゴーニュのコート・ド・ボーヌ地区ボーヌ市に本拠地を置く、1831年創業の名門ネゴシアン。「インターナショナル・ワイン・チャレンジ」において、2004年に「レッド・ワインメーカー・オブ・ザ・イヤー」を、2011年には「ホワイト・ワインメーカー・オブ・ザ・イヤー」を受賞した。
ワインづくりのこだわり
100ha以上の畑、6つのドメーヌを所有。醸造責任者のアラン・セルヴォー氏、栽培家のクリストフ・ショヴェル氏の下、各ドメーヌに個別の栽培・醸造責任者を置き、ビオロジック栽培を行い、土地のテロワールを最大限に引き出すワインづくりを行っている。
代表的なワイン
アルベール・ビショー シャブリ
レモンなど柑橘系の香りとミネラルのニュアンスが感じられるフレッシュな白。9~11℃に冷やし、食前酒としても楽しめる飲みやすいワインだ。
アルベール・ビショー ヴォーヌ・ロマネ
野生のサクランボのアロマの中にトースト香やスモーキーなニュアンスが感じられ、次第にトリュフの香りが花開く。口当たりはなめらかで、柔らかいタンニンを味わえる。
ワイナリーの歴史
アルベール・ビショー(Albert Bichot)は、13世紀よりブルゴーニュに住むビショー家のベルナール・ビショー氏が1831年にワイン貿易事業を起こしたことに始まる。1912年以降はボーヌ市に本拠地を置き、ぶどうの栽培・醸造・販売を手掛け、ベルナール氏の孫にあたるアルベール・ビショー氏が事業を発展させた。
6代目に当たる現当主のアルベリック・ビショー氏は、1996年に経営を引き継いだ。自身を「オーケストラの指揮者」にたとえ、醸造責任者のセルヴォー氏、栽培家のショヴェル氏はじめ、周囲の人々の才能を引き出し、ワインのエレガンスさを最大限表現することに努めている。
現在は、「ドメーヌ・ロン・デパキ」「ドメーヌ・デュ・クロ・フランタン」「シャトー・グリ」「ドメーヌ・デュ・パヴィヨン」「ドメーヌ・アデリー」「ドメーヌ・ド・ロシュグレ」の6つのドメーヌを所有。ショヴェル氏の指揮の下、ビオロジック栽培を実践している。