クラークスバーグ

クラークスバーグワインの特徴とは

   

クラークスバーグの気候・風土

アメリカ・カリフォルニア州のヨーロー郡、サクラメント郡、ソラノ郡にまたがる広大なワイン生産地がクラークスバーグAVAだ。

サクラメント川が形成したデルタ地域の中にある平らで肥沃な土地にぶどう畑が広がる。サンフランシスコ湾の東に位置し、夏は暖かく乾燥しているが、海から吹く冷たい風や霧の影響も受けている。

Sacramento Delta

土壌はミネラル豊富だが、堆積土、粘土のほか、砂質と粘土質の間に当たるシルト質土があり、水ハケが悪く栽培できるぶどう品種は限られている。それほど品質は高くないが、ブドウの大量生産に適しており、クラークスバーグで栽培されたぶどうの9割が、他の土地に運ばれて安いワインに姿を変えているそうだ。AVA認定は1984年

クラークスバーグのワインの特徴

ぶどうの収穫量は多いが、品質はそれほど高くはないと言われているクラークスバーグAVA。その中でも品質の高さで知られているのは、ぶどう品種・シュナンブランを100%使用したトロピカルフルーツの味わいを持つ超甘口の白ワインだ。
他にもシャルドネを中心とした、フルーティなアロマとフレーバーを持つ安定した味わいの白ワインもおなじみの存在だ。

Clarksburg Winery

エピソード

6万8000acもの広大な面積を持つクラークスバーグだが、AVAを支えているのはメリットアイランドにある600acほどのワイナリー「ボーグル」。メリットアイランドにあるが、AVAとしてはクラークスバーグを冠している。

メリットアイランドの農業開拓がはじまった1850年代から、ボーグル一家はこの土地でぶどう栽培を続けてきた。ワイナリーを始めた当初から、高い品質のワインをつくるためには、高い品質のぶどう栽培が必要だというこだわりを持ち続けているワイナリーだ。現在も、ボーグル一家がぶどう栽培、ワイン醸造、販売、会計などのワイナリーに関わるすべての業務を取り仕切っている。

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クラークスバーグの代表的なワイン

ボーグル シュナンブラン カリフォルニア
ボーグル ヴィンヤーズ シャルドネ
ボーグル ヴィンヤーズ ソーヴィニヨン ブラン
ボーグル ヴィンヤーズ エッセンシャル シャルドネ
ボーグル ヴィンヤーズ ヴィオニエ

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