コトー・デュ・ジェノワの気候・風土
コトー・デュ・ジェノワはヴァル・ド・ロワール地方のAOC。オルレアンからロワール流域をさかのぼり、サントル・ニヴェルネ地区の北端にある。
典型的なロワール北部の特徴であるフリント混じりの石灰岩土壌を持ち、大陸性気候の影響を強く受けた気候。夏は暑く、冬は寒い。
コトー・デュ・ジェノワのワインの特徴
コトー・デュ・ジェノワでは赤・ロゼ・白の全てを生産する。
赤ワインとロゼワインはガメイやピノ・ノワールを使用し、軽やかでフレッシュな味わいだ。
白ワインはソーヴィニヨン・ブランを使っており、端正で生き生きとしたワイン。青草やグレープフルーツのようなニュアンスが特徴的だ。
代表的な生産者/当たり年
コトー・デュ・ジェノワの生産者のうち、各方面で高い評価を受けている生産者として、エミール・ボーランド、ドメーヌ・デュ・ヴィラルジュー、マシュー・コステ、ドメーヌ・フロリアン・ロブリン、アンリ・ブールジェイス、ジャン・マリー・ベルティエ・ドメーヌ・デュ・モンベノワ、アースシェイカーなどが挙げられる。
ロワール地方のワインは、2005年、2002年、1996年、1990年、1989年の出来が良いと評価されている。
コトー・デュ・ジェノワで生産されるワインは、1000~2000円台くらいの価格・値段のものがほとんどだ。
エピソード
この地の名前「コトー・デュ・ジェノワ」は、「ジェン」という村の名前からつけられている。
また、コトー・デュ・ジェノワのぶどう栽培は13世紀にはすでに王宮に献上されていたと言われ、非常に古い歴史がある。
コトー・デュ・ジェノワの代表的なワイン
・コトー・デュ・ジェノワ・ル・ボー・ジュール・ブラン/エミール・ボーランド
・コトー・デュ・ジェノワ・ブラン/ドメーヌ・デュ・ヴィラルジュー
・コトー・デュ・ジェノワ MC2/マシュー・コステ
・コトー・デュ・ジェノワ・シャン・ジボー・ブラン/ドメーヌ・フロリアン・ロブリン
・コトー・デュ・ジェノワ・テッレ・デュ・フュミ・ブラン/アンリ・ブールジェイス